ロシア海軍太平洋艦隊とインド海軍の合同演習『インドラ・ネイヴィー-2020』は終了した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2020年9月6日7時30分配信
【ベンガル湾のロシア-インド海軍演習『インドラ・ネイヴィー-2020』は完了した】
ベンガル湾で9月4日に始まったロシア-インド2ヶ国海軍演習『インドラ・ネイヴィー-2020』は完了した。

コロナウイルス流行に関連する制限措置が故に、それは非接触形態で連絡士官の交換無しで実施された。
合同での実地活動中、ロシアとインドの船員は、合同戦術操艦、通信へ取り組み、海上および空中目標への複合砲射撃、対潜兵器の使用を含む10回の戦闘訓練を実施した。
演習では、艦上配置ヘリコプターが積極的に使用された。
ベンガル湾海域では、国際海軍演習『インドラ・ネイヴィー-2020』へ参加した艦船支隊の別れの式典が開催された。
ロシアの大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」と「アドミラル・ヴィノグラードフ」、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」、インドの駆逐艦「ランヴィジャイ」、給油船「シャクティ」は縦列船隊で会合コースを進み、乗組員は互いに挨拶し、合同作業へ感謝した。
太平洋艦隊戦闘艦支隊は、アジア-太平洋地域で遠距離航海任務の遂行を続ける。
2020年8月1日、ロシア太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」(1986年2月15日就役)と「アドミラル・ヴィノグラードフ」(1989年5月1日就役)は、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」(1978年10月30日就役)を伴い、東南アジア地域への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは東南アジアへの遠距離航海へ出発した]
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」

大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」

大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」

8月5日に対馬海峡を通過しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2020年8月6日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
8月31日にスリランカ南部のハンバントタ港へ寄港しました。


[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフはスリランカのハンバントタ港を訪れた]
9月3日にハンバントタ港を出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフはスリランカのハンバントタを去った]
太平洋艦隊艦船部隊のハンバントタ港出航直後、パナマ船籍のタンカー「ニューダイアモンド」がスリランカ沖で火災事故を起こした為、急遽、同船の救助へ向かいました。

[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はインド洋で遭難したタンカーの救助へ向かった]
翌9月4日からベンガル湾でインド海軍との合同演習『インドラ・ネイヴィー-2020』を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊とインド海軍の合同演習『インドラ・ネイヴィー-2020』が始まった]
インド海軍からは、この4隻が参加しました。
フリゲートF49「サヒャディ」(2012年7月21日就役)

駆逐艦D55「ランヴィジャイ」(1988年1月15日就役)

コルベットP30「キルタン」(2017年10月16日就役)

給油船A57「シャクティ」(2011年10月1日就役)

この内の「ランヴィジャイ」は、ロシア海軍のプロジェクト61(カシン級)の準同型艦であり、ソヴィエト連邦時代にのウクライナで建造されました。
9月5日には各種の実地戦闘訓練が行なわれました。
[ロシア海軍太平洋艦隊とインド海軍の合同演習『インドラ・ネイヴィー-2020』で合同戦闘訓練が行なわれた]
翌9月6日、両国の艦船部隊は互いに別れを告げ、合同演習は完了しました。
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