ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊は北極海を東へ進む

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年9月4日19時1分配信
【北方艦隊北極グループの艦はカラ海の航行時に物資補充へ取り組む】
本日(9月4日)、艦隊副司令官オレグ・ゴルべフ中将指揮下の北方艦隊の北極グループの艦船は、ディクソン港泊地~タイミル半島北西部に位置し、カラ海に面したロシア大陸部分の最北端の集落~へ到着した。

ドゥディンカからエニセイ湾への支隊の移動には、約1日掛かった。
カラ海で北方艦隊将兵は、北極条件下で航行中の給油船からの燃料及び水の在庫の補充へ取り組む。
環境上の安全の保障の問題に主な注意が払われる。
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」から、グループ旗艦~大型対潜艦「セヴェロモルスク」、大型揚陸艦「コンドポガ」と「アレクサンドル・オトラコフスキー」、更に海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」が給油を行なう。
航行中の液体貨物の移送演習は、8時間に渡って続く。
北方艦隊の艦及び支援船の9回目の北極航海は、8月5日に始まった。
北方艦隊将兵は、バレンツ海及びカラ海で課題へ取り組み、エニセイ川のドゥディンカ地域で海上揚陸部隊の上陸を行ない、タイミル半島で重要な産業施設を防衛する兵種間戦術演習を実施した。
今後、グループは2つに別れる:1つ目は、北方海上航路のルート上をベーリング海まで東への航海を続け、2つ目は、コラ半島の恒久駐留所へ戻る。
航海が終了し、北方艦隊の北極グループがセヴェロモルスクへ戻ってくるのは、10月後半に予定されている。
軍人と共に、航海へは砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」へ乗るロシア地理学協会の探検隊、更には北方艦隊の水路調査隊が参加しており、北極海の北方海上航路で一連の調査及び観測を行なう。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年9月5日16時38分配信
【揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」と掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」は北極航海から基地へ戻る】
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」と海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」は北方艦隊北極グループの構成から離脱し、西のコラ半島側へ進路を取った。
艦は来週には恒久駐留所へ到着する。
前日、彼らは給油船「セルゲイ・オシポフ」から燃料の在庫を補充した。
基地へのルート上で、艦は海上での艦支隊の一連の対空防衛演習を行なう。
航海中、掃海艦の乗組員は、北方海上航路のルート上でバレンツ海とカラ海エリアの仮想機雷源を通過する際の支隊の戦闘艦及び支援船の対機雷防衛の為の幾つかの演習を行なった。
無防備の泊地へ停泊中に海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」は、北極グループの艦船の対水中工作防衛を保障した。
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」乗組員は、エニセイ川のドゥディンカ港地域で無防備の海岸への海上揚陸部隊の上陸演習へ参加し、その後、タイミルで重要な産業施設を防衛する兵種間戦術演習へ参加した北方艦隊海軍歩兵の車両と人員を乗せた。
大型対潜艦「セヴェロモルスク」に率いられ、北方艦隊副司令官オレグ・ゴルべフ中将指揮下の北極グループの残りの艦と支援船は、北方海上航路のルート上で東への航海を続ける。
現在、艦船の乗組員は、困難な結氷条件下での航行とヴィリキツキー海峡の突破を準備している。
北方艦隊の艦及び支援船の9回目の北極航海は、8月5日に始まった。
軍人と共に、航海へは砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」へ乗るロシア地理学協会の探検隊、更には北方艦隊の水路調査隊が参加しており、北極海の北方海上航路で一連の調査及び観測を行なう。
通算9度目となるロシア北方艦隊の北極圏への遠距離航海は、2020年8月5日に始まりました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は9回目の北極圏航海へ出発した]
指揮官は、2018年と2019年の北極遠征と同様の北方艦隊副司令官オレグ・ゴルべフ中将です。
[北方艦隊北極支隊](オレグ・ゴルべフ中将)
大型対潜艦「セヴェロモルスク」(619)
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(031)
大型揚陸艦「コンドポガ」(027)
海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」(811)
救助曳船「パミール」
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
サルベージ船KIL-143
砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」
北極遠征部隊は、8月8日にカラ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の北極遠征部隊はカラ海へ入った]
8月10日にタイミル半島のディクソン港へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊はディクソン港へ到着した]

その後、北極遠征部隊はエニセイ川を南下してドゥディンカ港へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊はエニセイ川を南下してドゥディンカ港へ向かった]
8月15日にドゥディンカ港へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊はドゥディンカ港へ到着した]

北極遠征部隊は、8月18日にドゥディンカ周辺で上陸戦闘演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊はドゥディンカで上陸戦闘演習を行なった]
その後、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「コンドポガ」の3隻はドゥディンカで地元住民へ公開されました。
[ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊の軍艦はドゥディンカで公開された]
9月3日にドゥディンカから出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊はドゥディンカ港を去った]
9月4日にはディクソンへ到着し、その後、カラ海へ出ました。
翌9月5日、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」と海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」は北極遠征部隊本隊と別れ、セヴェロモルスクへの帰路に就きました。

それ以外の艦船は、ベーリング海へ向かいます。

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