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ロシア海軍バルト艦隊の最新小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルは白海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した後に母港バルチースクへの帰路に就いた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2020年9月8日14時27分配信
【小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」は内陸水路でバルト海へ戻る】

計画ミサイル射撃を成功裏に実施した小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」は、艦隊間移動を行なっている。

現在、バルト艦隊小型ロケット艦は、白海・バルト海運河、ラドガ湖を通過して内陸水路を進んでおり、近日中にはネヴァ川へ入る。
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その後、艦は物資補充の為にクロンシュタット港へ入る。

8月下旬、「ゼリョヌイ・ドル」乗組員は、チジャ射爆場へ配置された沿岸目標への海上配置有翼ミサイル「カリブル」の射撃を行なう為、北方艦隊海上射爆場へ出航した。
客観的手段による観測の結果、高精度有翼ミサイルは、沿岸標的を成功裏に撃破した。

恒久駐留地であるバルチースク市バルチースク海軍基地へ到着後、小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」乗組員は総計で3000海里以上を航行した事になる。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の4番艦「ゼリョヌイ・ドル」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』で2012年8月29日に起工され、2015年4月2日に進水し、2015年12月12日にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。
[巡航ミサイル"カリブル"を装備する最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

2016年8月19日にはシリア領内のテロ組織「アル=ヌスラ戦線」の施設へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフはシリアのアル=ヌスラ戦線を巡航ミサイル"カリブル"で攻撃した]


2016年10月にはバルト海へ回航され、10月末にバルト艦隊へ転属しました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドル&セルプホフ近影]

その後はバルト海で行動していましたが、2020年8月、ロシア内陸水路経由でバルト海から白海及びバレンツ海へ回航され、セヴェロモルスクへ到着しました。
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[ロシア海軍バルト艦隊の最新小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとオジンツォボは北方艦隊基地へ到着した]

8月29日、「ゼリョヌイ・ドル」は、白海からチジャ射爆場有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
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[ロシア海軍バルト艦隊の最新小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルは白海から巡航ミサイル"カリブル"を地上目標へ発射した]

その後、「ゼリョヌイ・ドル」は、再びロシア内陸水路経由で母港バルチースクへの帰路に就きました。
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