ロシア海軍黒海艦隊は戦略指揮参謀演習『カフカス-2020』へ参加する
- カテゴリ:ロシア黒海艦隊(2020年-)
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2020年9月21日2時30分配信
【20隻以上の黒海艦隊の艦は戦略指揮参謀演習『カフカス-2020』の最中に出航した】
20隻以上の黒海艦隊の戦闘艦は、戦略指揮参謀演習『カフカス-2020』の開始段階に出航した。
艦は、同種及び多種の戦術グループを構成し、実地行動を行なう為、海上戦闘訓練射爆場へ出航した。
対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」及び「イワン・アントノフ」は、接触型及び非接触型掃海具により、現地の機雷源の偵察捜索と破壊を行ない、その後、海洋曳船「ワレンチン・ピクリ」と「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」が、仮想機雷源を突破する水上艦及び潜水艦の掃海先導を行なった。
機雷危険海域へ出た掃海艦グループの乗組員は、浮遊機雷の模型への砲射撃を実施した。
戦略指揮参謀演習『カフカス-2020』の枠組みで、黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、警備艦「プイトリーヴイ」、小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」と「オレホヴォ・ズエヴォ」、大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」、「アゾフ」、「ノヴォチェルカッスク」、ロケット艇「ナーベレジヌイェ・チェルヌイ」、「イワノヴェツ」、「シューヤ」、R-60、更にはエアクッションロケット艦「サムーム」を含む艦隊の20隻以上の艦艇が海上で任務を遂行する。
演習の様々な段階で、艦隊の艦と沿岸連合部隊、航空隊は複合ミサイル射撃を実施し、海上、沿岸、空中の目標へミサイル及び爆弾により打撃を与える。
戦略指揮参謀演習『カフカス-2020』は、2020年9月21日から26日まで南方軍管区の内陸射爆場~「プルドボイ」、「アシュルク」、「カプースチン・ヤール」、地上航空射爆場「アルスギルスキー」、「コパンスコイ」、更には黒海及びカスピ海エリアで実施される。

軍グループを構成して合同活動へ取り組む為、アルメニア、ベラルーシ、中国、ミャンマー、パキスタンの軍部隊が参加する。
アゼルバイジャン、インドネシア、イラン、カザフスタン、タジキスタン、スリランカの代表は、オブザーバーとしての参加が計画されている。
合計で戦略指揮参謀演習『カフカス-2020』へ約8万名(戦闘部隊、後方部隊、技術支援部隊、更には対空防衛部隊、ロシア国家親衛隊及び非常事態省の特殊部隊を含む)の参加が計画されている。
2011年のウィーン文書の対象となる演習へ参加する軍の人員の最大数は、単一作戦指揮下で実施される演習で12900名までとなる。
射爆場での軍の実地行動には、250両の戦車、450両の歩兵輸送戦装甲戦闘車、200門の砲システム及び反応一斉射撃システムが関わる。
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