ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31の新人パイロットは高度2万メートルで飛行訓練を行なった
- カテゴリ:高空迎撃戦闘機MiG-31

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2020年9月28日4時20分配信
【太平洋艦隊のMiG-31の若い飛行士は初めて成層圏飛行を行なった】
カムチャツカで、ロシア北東軍集団の独立混成航空連隊の高空迎撃戦闘機MiG-31の若い飛行士は、初めて成層圏の低い層での飛行を行なった。
若い乗員の高度約2万メートルへの最初の上昇は、航空連隊の経験豊富な指導飛行士の監督下で行なわれた。
その後、飛行士は自身で飛行を行なった。
限界速度及び高度での練習訓練飛行実行時の大過負荷を克服する為、飛行士は、感じられる圧力の差異を均等にする為に意図された特別な高空補正服を着用した。
最大行動での飛行を実施する準備過程では、乗員の健康状態、更には過負荷への耐性へ特に注意が払われた。
航空連隊の医療サービスの専門家は、飛行の前と、その終わりに飛行士の健康状態を監視した。
[高空迎撃戦闘機MiG-31(ロシア太平洋艦隊)]

カムチャツカ半島のエリゾヴォ飛行場には、太平洋艦隊海軍航空隊の迎撃戦闘機MiG-31が駐留しています。
エリゾヴォ基地

エリゾヴォ基地のMiG-31



このMiG-31は、元々はロシア防空軍の第865独立戦闘機航空連隊(1989年にSu-15からMiG-31へ機種改編)に所属していたのですが、防空軍が空軍と合併した後の1998年7月1日に海軍航空隊へ移管されました。
その後、第865独立戦闘機航空連隊は廃止され、第317混成航空連隊の下の1個飛行隊へ改編されました。
現在は、約20機のMiG-31が配備されています。
現在、ロシア航空宇宙軍のMiG-31は、電子機器を換装し、対地/対艦ミサイルの運用能力を付与するMiG-31BMへの近代化改修を行なっています。
太平洋艦隊海軍航空隊所属のMiG-31もMiG-31BMへ改修される事になり、2019年2月20日に最初の2機がカムチャツカのエリゾヴォ飛行場へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊へ近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMが配備された]
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊は近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの慣熟訓練を進めている]
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊は近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの飛行訓練を行なっている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは空中戦闘訓練を行なった]
2020年2月8日、次のMiG-31BMがエリゾヴォへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊へ高空迎撃戦闘機MiG-31BMが配備された]
現在の所、太平洋艦隊海軍航空隊では、第317混成航空連隊の下に1個飛行隊が配備されているMiG-31ですが、今後は更なる1個飛行隊が増強される事になるようです。
[カムチャツカに駐留するロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31は増強される]
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