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ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"の試作1号機は2025~2026年に初飛行する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年9月29日8時6分配信
【最新ヘリコプター「ミノーガ」の最初の見本は2025年に作成される】
モスクワ、9月29日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍の為の最新ヘリコプター「ミノーガ」の試験見本が作成され、2025年に空中へ上がる。
『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューに対し、ホールディングス『ロシアン・ヘリコプターズ』総取締役アンドレイ・ボギンスキーは言った。

「5年で私共は、最初の飛行見本を作成し、最初の"空中停止"を行なう準備を整えます。
私は、試験見本を2025年あるいは2026年には受け取ると正確に御話しできます。
これは、『ロシアン・ヘリコプターズ』が他の『ロステフ』企業と協力して行なう大いなる複合作業であります」

彼は話した。

将来艦上ヘリコプター(以前には「ミノーガ」として知られていた)作成の為の試験設計作業実行の契約は、フォーラム『アルミヤ-2020』の枠組みでロシア連邦国防省ホールディングス『ロシアン・ヘリコプターズ』により署名された。
以前、同社の副総取締役アンドレイ・シビトフは、新たな艦上ヘリコプターKa-27を代替すると報道陣へ伝えた。
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彼によると、海軍の為の将来艦載ヘリコプターの開発者である『カモフ』の前には、機器の標準化及び統合、更には新たな材料および技術を使用する為の新たな課題が置かれている。

その後、エンジン製造事業『統合エンジン製造営団カモフ』執行取締役アレクサンドル・ヴァターギンは、この機体はヘリコプター動力装置TV7-117の軍用ヴァージョンを受け取ると報道陣へ伝えた。
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ロシア(ソ連)ヘリコプターメーカーである『カモフ』は、ソ連/ロシア海軍の一連の艦載ヘリコプターを開発しましたが、艦の格納庫などの制限により、寸法を大幅に変える事は有りませんでした。
これらのヘリコプターには、一貫して二重反転ローターが採用されました。

Ka-25(1961年7月20日初飛行、1971年12月軍備採用)
メインローター直径:15.74m
全長:9.75m
全幅:3.76m
全高:5.37m
通常離陸重量:6970kg
最大離陸重量:7140kg

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Ka-27(1973年12月24日初飛行、1981年軍備採用)
メインローター直径:15.90m
全長:12.25m
全幅:3.80m
全高:5.40m
通常離陸重量:10700kg
最大離陸重量:12000kg

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そして1990年代には、Ka-27シリーズの後継として新型艦載ヘリコプターKa-40(通常離陸重量12000-13000kg、最大離陸重量14000-15000kg)が計画されましたが、資金不足により開発は中止されました。
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現在は、ロシア海軍主力艦載ヘリコプターKa-27の近代化改修が進められており、機体寿命は10年間延長されます。
[ロシア海軍航空隊は2020年までに約50機の近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mを受領する]

しかし、Ka-27を未来永劫に渡り使用し続ける事は出来ないので、『カモフ』による新たな艦上ヘリコプターが開発されることになりました。
[ロシア海軍の為の将来多目的艦上ヘリコプターが開発される]
[ロシア海軍航空隊の為の新世代艦上ヘリコプターは2020年までに作成される]
[Ka-27の後継となるロシア海軍の新世代艦載ヘリコプターが開発される]

将来艦上ヘリコプター「ミノーガ」(ヤツメウナギ)と命名されており、機体のサイズはKa-27と同じ程度になるようです。
機体設計は全く新しいものとなりますが(つまりKa-27ベースにはならない)、二重反転ローターは受け継がれます。
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプターはミノーガと命名された]
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"の為の新たな通信システムが開発される]
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"は全く新しい設計となる]

「ミノーガ」の概略設計は2019年7月までに完了しました。
[ロシア海軍の将来艦載ヘリコプター"ミノーガ"の概略設計は完了した]

2020年8月25日、モスクワ州クビンカ『愛国者公園』で開催されている国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2020』の最中に、「ミノーガ」の第1段階設計作業(試験-設計作業)の契約が締結されました。
[ロシア海軍の将来艦載ヘリコプター"ミノーガ"の第1段階設計作業の契約が締結された]

「ミノーガ」の試作1号機の初飛行は、2025年~2026年に予定されています。
開発が完了し、量産が始まるのは2020年代後半になります。

「ミノーガ」は、「対潜」、「捜索救助」、「兵員輸送」の3つのタイプへ短時間で変換できるモジュール方式のヘリコプターになるようです。
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"は汎用タイプとなる]

更には無人タイプも開発される事になるようです。
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"の無人型が開発される?]
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