ロシア海軍の最新鋭多機能後方支援船フセヴォロド・ボブロフは洋上試験の準備を進めている
- カテゴリ:プロジェクト23120多機能後方支援船

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2020年10月2日19時4分配信
【後方支援船「フセヴォロド・ボブロフ」は推進複合体と操舵装置の試験を行なった】
『北方造船所』においてロシア国防省の発注下で建造されている後方支援船「フセヴォロド・ボブロフ」は、推進複合体と操舵装置の試験を行ない、更には生活及び勤務場所の準備を完了した。
12月初頭にバルト海での実施が計画されている航行試験の為、乗組員は10月末~11月初頭には船へ到着しなければならない。
「フセヴォロド・ボブロフ」は、『北方造船所』で建造される第2のプロジェクト23120後方支援船である。
トップ船「エリブルス」は、2018年に北方艦隊統合戦略司令部の補助艦隊の支援サービス船支隊の一員として受け入れられた。
2019年、同船はロシア艦船支隊の一員として175日間の世界一周航海を成功裏に行なった。
後方支援船は、貨物の移送、曳航、水路調査の実施、遭難した艦への援助の為に意図されている。
砕氷クラスArc4の船体は、厚さ0.6mの氷の突破が考慮されている。

プロジェクト23120多機能後方支援船の2番船MB-75は、2013年12月19日にサンクトペテルブルクの『北方造船所』で起工されました。


2015年2月5日に「フセヴォロド・ボブロフ」と改名されました。
2016年11月14日に進水しました。

その後、岸壁で艤装作業が進められました。

「フセヴォロド・ボブロフ」は、2020年12月初頭にバルト海で洋上試験を開始します。
プロジェクト23120の1番船「エリブルス」は2018年4月9日に就役しました。
[プロジェクト23120多機能後方支援船エリブルスはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
2019年2月~7月にはフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」と共に世界一周航海を行ないました。
[フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"遠距離航海(2019年2月-7月)]
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