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ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でドイツ海軍航空隊のP-3Cとスウェーデン空軍のS102Bに対するスクランブル発進を行なった

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『タス通信』より
2020年10月5日22時35分配信
【ロシアのSu-27はバルト海でスウェーデン海軍とドイツ連邦共和国海軍の2機の偵察航空機を迎撃した】
モスクワ、10月5日/タス通信

ロシアバルト艦隊対空防衛部隊当直部隊戦闘機Su-27は、バルト海上空でドイツ海軍基地哨戒航空機スウェーデン海軍偵察航空機を迎撃した。
月曜日、国立防衛管理センター(ロシア連邦国防省へ含まれる)は発表した。

「2020年10月5日、ロシアの空域監視手段は、バルト海中立水域上空で、ロシア連邦の国境線へ接近する2つの空中目標を探知しました。
空中目標を特定し、ロシア連邦の国境線の侵犯を防ぐ為、バルト艦隊の対空防衛部隊当直部隊の戦闘機Su-27が空へ上がりました。
ロシア戦闘機の乗員は、空中目標をドイツ海軍航空隊の基地哨戒航空機P-3Cオライオン及びスウェーデン海軍の偵察航空機ガルフストリームと同定し、バルト海エリア上空で同行しました」

センターは伝え、ロシア連邦の国境線の侵犯は許さなかった事を強調した。

国立防衛管理センターは、ロシア戦闘機の全ての飛行は、空域使用に関する国際法規に厳密に沿って実施された事を強調した。
ロシア国境線から外国の軍用航空機が方向転換した後、Su-27は無事に駐留飛行場へ戻った。




バルト艦隊海軍航空隊戦闘機爆撃機は、ロシア連邦の飛び地カリーニングラード州へ配備されています。
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カリーニングラード州チカロフスク飛行場に駐留する第689親衛戦闘機航空連隊は、18機程度の戦闘機Su-27及びSu-27UBを保有しています。
ロシア海軍戦闘機Su-27を保有しているのは、バルト艦隊航空隊のみです。
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第689親衛戦闘機航空連隊は1939年9月5日に創設され、大祖国戦争に参戦し、1953年秋に海軍航空隊へ移管されたものの、1978年には空軍へ戻り、1986年には防空軍へ移管され、1994年12月には再び海軍へ移管され、現在に至っています。
現在の装備機Su-27は1990年に導入されました。
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駐留している場所が場所なだけに、外国機と接触する機会も少なくありません。
例えば2019年1月24日には、バルト海ロシア側防空識別圏へ接近するスウェーデン空軍航空機を探知し、スクランブル発進しています。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はスウェーデンの偵察機に対するスクランブル発進を行なった]

2019年8月13日には、カリーニングラードを視察してモスクワへ戻るセルゲイ・ショイグ国防相を乗せた旅客機を護衛中、NATO軍戦闘機が接近してきたので、これを追い払いました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はNATOの戦闘機を追い払った]

2020年4月24日には、バルト海ロシア側防空識別圏へ接近するベルギー空軍戦闘機F-16を探知し、スクランブル発進しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でベルギー空軍の戦闘機F-16に対するスクランブル発進を行なった]

2020年6月15日にはバルト海ロシア側防空識別圏へ接近するアメリカ空軍戦略爆撃機B-52Hを探知し、スクランブル発進しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でアメリカ空軍の戦略爆撃機B-52Hに対するスクランブル発進を行なった]

そして2020年10月5日には、バルト海ロシア側防空識別圏へ接近するドイツ海軍航空隊対潜哨戒機P-3C(第3海軍航空団「グラーフ・ツェッペリン」所属)とスウェーデン空軍電波電子偵察機S102Bコルペンを探知し、スクランブル発進しました。
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