デルタIV級戦略原潜ヴェルホトゥリエはロシア海軍へ復帰した
2012年12月30日、プロジェクト667BDRM(デルタIV級)戦略原潜「ヴェルホトゥリエ」は寿命延長工事を終えてロシア海軍へ再就役しました。
『艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」』公式サイトより
【艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」は戦略用途ロケット水中巡洋艦「ヴェルホトゥリエ」を海軍へ引き渡した】
2012年12月30日
機器準備状態の回復を終えた戦略用途ロケット水中巡洋艦「ヴェルホトゥリエ」の海軍への引き渡しは、セヴェロドヴィンスクで2012年12月30日に署名された。
原子力潜水艦は、定期修理時期に差し掛かった2010年8月に艦船修理センターの岸壁へ係留された。
2012年3月に船台を去った後、浮上状態で機器準備状態の回復が継続された。
2012年11月-12月、工場納入チームとロケット艦の乗組員は、工場航海試験プログラムを成功裏に実施した。
更新された潜水艦の就役期間は3.5年延長された。
2012年7月、艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」は、戦略用途ロケット水中巡洋艦「ノヴォモスコフスク」を海軍へ引き渡し、プロジェクト667BDRM戦略ロケット艦の工場修理の第1サイクルを完了した。
蓄積された作業経験により、「デリフィン」のトップ艦~戦略用途ロケット水中巡洋艦「ヴェルホトゥリエ」の機器準備状態の回復を完了する為のスケジュールは設定され、造船所は、これらの戦略潜水艦の工場修理の第2サイクルを開始した。
現在、艦船修理センターは、次のプロジェクト667BDRM巡洋艦~戦略用途ロケット水中巡洋艦「エカテリンブルク」の機器準備状態の回復と就役期間延長を実施している。
今日、同プロジェクトの6隻の水中ロケット艦は、ロシアの海洋戦略核戦力の一員である。
[デルタIII/IV級戦略原潜]
K-51「ヴェルホトゥリエ」は、2010年から第2次近代化に着手し、2012年3月に再進水しました。
[デルタIV級戦略原潜ヴェルホトゥリエは造船台を出た]
2012年11月から航海試験を開始しました。
[デルタIV級戦略原潜ヴェルホトゥリエは修理後の試験の為に出航した]
そして12月30日にロシア海軍へ引き渡されたのですが、同日には隣の「セヴマシュ」造船所で「ボレイ」級戦略原潜3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」が進水した為、「ヴェルホトゥリエ」の海軍復帰は、ロシア主要メディアからは無視されてしまいました。

[ボレイ級戦略原潜3番艦ウラジーミル・モノマーフ進水(セヴマシュ公式サイト)]
ロシア北方艦隊の667BDRM戦略原潜6隻は、1990年代末以降より「ズヴェズドーチカ」で第1次近代化改装を行ない、寿命を10年間延長しています。
K-51「ヴェルホトゥリエ」:1999年近代化完了
K-84「エカテリンブルク」:2003年近代化完了
K-114「トゥーラ」:2006年近代化完了
K-117「ブリャンスク」:2008年近代化完了
K-18「カレリア」:2010年近代化完了
K-407「ノヴォモスコフスク」:2012年近代化完了
[全てのデルタIV級戦略原潜は寿命を35年に延長する]
最終艦「ノヴォモスコフスク」をもって第1次近代化改装は終了したので、また一巡して「ヴェルホトゥリエ」から第2次近代化改装に着手されています。
「ヴェルホトゥリエ」の次には、2011年12月末に火災事故を起こしたK-84「エカテリンブルク」が火災の損傷の修理も兼ねて第2次近代化を実施します。
[戦略原潜エカテリンブルクはドック入りした]
現在、667BDRM戦略原潜は潜水艦発射弾道ミサイルR-29RMU2「シネーワ」を装備していますが、今後は改良型のR-29RMU2.1「ライネル」が装備されます。
[ロシア海軍のデルタIV及びデルタIII級原潜は「ライネル」を装備する]
『艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」』公式サイトより
【艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」は戦略用途ロケット水中巡洋艦「ヴェルホトゥリエ」を海軍へ引き渡した】
2012年12月30日
機器準備状態の回復を終えた戦略用途ロケット水中巡洋艦「ヴェルホトゥリエ」の海軍への引き渡しは、セヴェロドヴィンスクで2012年12月30日に署名された。
原子力潜水艦は、定期修理時期に差し掛かった2010年8月に艦船修理センターの岸壁へ係留された。
2012年3月に船台を去った後、浮上状態で機器準備状態の回復が継続された。
2012年11月-12月、工場納入チームとロケット艦の乗組員は、工場航海試験プログラムを成功裏に実施した。
更新された潜水艦の就役期間は3.5年延長された。
2012年7月、艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」は、戦略用途ロケット水中巡洋艦「ノヴォモスコフスク」を海軍へ引き渡し、プロジェクト667BDRM戦略ロケット艦の工場修理の第1サイクルを完了した。
蓄積された作業経験により、「デリフィン」のトップ艦~戦略用途ロケット水中巡洋艦「ヴェルホトゥリエ」の機器準備状態の回復を完了する為のスケジュールは設定され、造船所は、これらの戦略潜水艦の工場修理の第2サイクルを開始した。
現在、艦船修理センターは、次のプロジェクト667BDRM巡洋艦~戦略用途ロケット水中巡洋艦「エカテリンブルク」の機器準備状態の回復と就役期間延長を実施している。
今日、同プロジェクトの6隻の水中ロケット艦は、ロシアの海洋戦略核戦力の一員である。
[デルタIII/IV級戦略原潜]
K-51「ヴェルホトゥリエ」は、2010年から第2次近代化に着手し、2012年3月に再進水しました。
[デルタIV級戦略原潜ヴェルホトゥリエは造船台を出た]
2012年11月から航海試験を開始しました。
[デルタIV級戦略原潜ヴェルホトゥリエは修理後の試験の為に出航した]
そして12月30日にロシア海軍へ引き渡されたのですが、同日には隣の「セヴマシュ」造船所で「ボレイ」級戦略原潜3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」が進水した為、「ヴェルホトゥリエ」の海軍復帰は、ロシア主要メディアからは無視されてしまいました。

[ボレイ級戦略原潜3番艦ウラジーミル・モノマーフ進水(セヴマシュ公式サイト)]
ロシア北方艦隊の667BDRM戦略原潜6隻は、1990年代末以降より「ズヴェズドーチカ」で第1次近代化改装を行ない、寿命を10年間延長しています。
K-51「ヴェルホトゥリエ」:1999年近代化完了
K-84「エカテリンブルク」:2003年近代化完了
K-114「トゥーラ」:2006年近代化完了
K-117「ブリャンスク」:2008年近代化完了
K-18「カレリア」:2010年近代化完了
K-407「ノヴォモスコフスク」:2012年近代化完了
[全てのデルタIV級戦略原潜は寿命を35年に延長する]
最終艦「ノヴォモスコフスク」をもって第1次近代化改装は終了したので、また一巡して「ヴェルホトゥリエ」から第2次近代化改装に着手されています。
「ヴェルホトゥリエ」の次には、2011年12月末に火災事故を起こしたK-84「エカテリンブルク」が火災の損傷の修理も兼ねて第2次近代化を実施します。
[戦略原潜エカテリンブルクはドック入りした]
現在、667BDRM戦略原潜は潜水艦発射弾道ミサイルR-29RMU2「シネーワ」を装備していますが、今後は改良型のR-29RMU2.1「ライネル」が装備されます。
[ロシア海軍のデルタIV及びデルタIII級原潜は「ライネル」を装備する]
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