ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"グロームキー"は艦載ヘリコプターの夜間発着艦訓練を行なった

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年10月15日3時33分配信
【太平洋艦隊海上航空隊の4機のヘリコプターは日本海でコルベット「グロームキー」への夜間の発艦及び着艦へ取り組んだ】
太平洋艦隊海上航空隊の捜索救助及び対潜ヴァージョンの艦上ヘリコプターKa-27乗員は、航空艦の甲板での発艦及び着艦の夜間訓練を実施した。
4機のヘリコプターは、ニコラエフカ飛行場から戦闘訓練射爆場海域への移動飛行を行ない、プロジェクト20380コルベット「グロームキー」の艦内班と合同で、順番に停止中及び航行中の戦闘艦の甲板での暗い時間帯の発艦及び着艦の技量を向上させた。
訓練中、艦の全ての航空複合システムの動作の整然さが点検された。
太平洋艦隊海上航空隊のヘリコプター乗員は、合計してコルベットで約20回の発艦及び着艦を行なった。
暗い時間帯の艦からの飛行は、ヘリコプター乗員の飛行訓練において、最も困難な要素の1つである。
ロシア太平洋艦隊向けプロジェクト20380コルベットの2隻目となる「グロームキー」(335)は、2012年4月20日に起工され、2017年7月28日に進水し、2018年12月25日に就役しました。
[プロジェクト20380コルベット"グロームキー"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
2019年8月末、同型艦「ソヴェルシェーンヌイ」を含む太平洋艦隊の艦船と共に宗谷海峡を通過してオホーツク海へ入り、演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊水上艦艇部隊はオホーツク海で演習を行なった]
8月29日にカムチャツカ半島の軍港(ペトロパヴロフスク・カムチャツキー)へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊水上艦艇部隊はカムチャツカ半島へ到着した]
9月初頭には他の艦と共にオホーツク海で対艦ミサイルの迎撃演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上戦闘艦はオホーツク海の演習で高射ミサイルを発射した]
9月3日と4日には太平洋側(つまりクリル諸島の南側の海域)へ移動して対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は太平洋上で対潜戦闘訓練を行なった]
9月5日にはカムチャツカ沖で海上標的への砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上戦闘艦はカムチャツカ半島で砲撃訓練を行なった]
9月7日夜~9月8日未明には、アヴァチンスキー湾に停泊中、水中工作部隊の襲撃を撃退する訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦2隻とコルベット2隻はカムチャツカ沖で水中工作部隊の撃退訓練を行なった]
その後オホーツク海に留まり、10月中旬に実施されたロシア連邦軍戦略部隊の演習『グロム-2019』において、オホーツク海から弾道ミサイルを発射した戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「リャザン」のサポートに回りました。。
[戦略演習『グロム-2019』においてロシア海軍の原潜と水上艦は弾道ミサイルと巡航ミサイルを発射した]
2019年10月末にウラジオストクへ戻りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦船はオホーツク海での演習を終えて母港へ戻る]
2020年3月7日、同型艦「ソヴェルシェーンヌイ」と共にウラジオストク付近で潜水艦捜索演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"はウラジオストク沖で潜水艦捜索訓練を行なった]
3月19日と20日にもピョートル大帝湾で演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"はピョートル大帝湾で演習を行なった]
2020年4月初頭から6月下旬まで同型艦「ソヴェルシェーンヌイ」と共に遠距離航海を行ない、太平洋へ進出しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は遠距離航海を終えてウラジオストクへ帰投した]
2020年7月26日の『ロシア海軍の日』にはウラジオストク(金角湾)の観艦式へ参加しました。
2020年8月後半にベーリング海で行なわれた海軍演習『大洋の盾-2020』へ参加し、チュクチ海まで進出しました。
[ベーリング海演習(『大洋の盾-2020』)へ参加したロシア海軍太平洋艦隊の主力水上艦はウラジオストクへ帰投した]
10月15日に対潜ヘリコプターKa-27PL及び捜索救助ヘリコプターKa-27PS(第7062航空基地所属、普段は沿海地方のニコラエフカ飛行場に駐留)の夜間発着艦訓練を行ないました。



- 関連記事
スポンサーサイト