ロシア海軍は1月末に地中海東部で演習を行なう

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ロシア連邦軍機関紙『クラースナヤ・ズヴェズダー』より
2013年1月14日17時27分配信
【艦隊間演習に先立ち】

1月末に実施されるロシア海軍艦船の艦隊間演習の準備の為、地中海東部の機動演習実施エリアへの移動が行なわれている。
ロシア海軍の艦隊間グループの形成が始まり、全ての計画戦闘訓練活動が仕上げられる。

黒海艦隊大型揚陸艦「サラトフ」は、ロシア海軍演習に参加する為、地中海東部へ到着した。
エーゲ海を移動中、同艦のディーゼル発電機の一つが故障し、乗組員は修復に成功しなかった。
大型揚陸艦「サラトフ」は、指定海域まで北方艦隊救助曳船SB-406が同行しなければならない。
この件に関し、司令部は、専門技術者と必要な予備部品のある浮揚工場PM-56で必要な修理を実施する決定を下した。

ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部が発表したように、大型揚陸艦「サラトフ」は、修理が完了した後に地中海東部の海軍グループへ加わり、1月末の艦隊間演習へ参加するだろう。

演習の主な目的は、ロシア連邦の外における異種グループ部隊(軍)の設立の課題を仕上げる事にあり、更には、単一構想による海軍連合グループを構成しての共同活動の実行が計画されている。
計画演習任務の目的の一つは、戦闘訓練任務の実施を通じ、海軍の要員の海洋技量を獲得する事にある。

今回の活動の準備は、全ての艦隊により2012年12月に行なわれ、予定される演習実施エリアの偵察、指揮参謀部のトレーニングによる火力訓練要素、更には対テロリスト及び対海賊活動の準備が含まれる。
このような規模の演習は数十年ぶりとなる。

大型揚陸艦「サラトフ」は、2003年に現在の艦名を与えられた。
以前、同艦は「ヴォロネジスキー・コムソモーレッツ」と呼ばれていた。
同艦は1964年2月にカリーニングラード造船工場「ヤンターリ」の船台で起工され、同年夏に進水した。

月曜日・1月14日、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、救助曳船「アルタイ」、中型海洋給油船「ドゥブナ」で構成される北方艦隊艦船支隊は、ギリシャスーダ港への業務寄港を行なった。

ロシア大型対潜艦の乗組員の訪問中、多民族の海賊対処行動の為の海洋特殊操作訓練センターの見学プログラムが組まれる。
ここで北方艦隊将兵は、外国の海軍将兵と情報を交換した後、臨検グループによる乗っ取られた船舶の解放訓練を行なう。
ロシア海軍将兵は港に停泊中に水と食料を補充し、乗組員の為の休息が提供される。
ロシア海軍将兵は観光名所を訪れ、見学小旅行に参加し、ギリシャ海軍基地チームの同僚と一緒にサッカーの試合を行なう。


今回の記事は、以前のロシア連邦国防省広報部発表の纏めです。
[ロシア海軍は1月末に地中海及び黒海で4艦隊の合同演習を実施する]
[ロシア黒海艦隊はシリア沖で演習を実施する]
[大型揚陸艦サラトフのディーゼル発電機が故障した]
[北方艦隊海賊対処部隊はクレタ島を訪れた]

今回の記事で触れられていますが、1月末に地中海東部黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊の艦船が参加する「艦隊間演習」が実施されます。

今回の記事本文と、同記事の画像を見る限り、この「艦隊間演習」に参加するのは、これらの艦船のようです。

[黒海艦隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
大型揚陸艦「サラトフ」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」

[バルト艦隊]
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
中型海洋給油船「レナ」

[北方艦隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
救助曳船「アルタイ」



当初は、北方艦隊、太平洋艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊の4艦隊合同演習が地中海黒海で実施されるという話でしたが、最近の報道では、太平洋艦隊艦船の参加については全く触れられていません。

太平洋艦隊所属艦船で地中海東部に最も近い場所に居るのは大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」を中核とするアデン湾海賊対処部隊ですが、同部隊は1月15日からアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア太平洋艦隊艦船部隊はアデン湾で海賊対処任務に就いた]

地中海東部へ向かっているバルト艦隊艦船部隊にしても、上記の2隻以外に大型揚陸艦「カリーニングラード」、「アレクサンドル・シャバリン」、救助曳船SB-921の3隻が居た筈ですが、この3隻の動向についても全く触れられていません。
[バルト艦隊艦船部隊は地中海で新年を迎えた]


その大型揚陸艦「カリーニングラード」と「アレクサンドル・シャバリン」は、1月14日14時30分頃(現地時間)にダータネルス海峡を通過(地中海から黒海へ)しました。
『黒海ニュース』より
2013年1月15日
【バルト艦隊の2隻の揚陸艦はダータネルス海峡から黒海へ?】
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黒海艦隊大型揚陸艦は、地中海東部へ向かう途中に故障した「サラトフ」よりも前、2012年12月末に「ノヴォチェルカッスク」地中海東部へ向けて出港しています。
[大型揚陸艦ノヴォチェルカッスクは再び地中海東部へ向かう]

しかし、その「ノヴォチェルカッスク」は、1月15日にセヴァストーポリへ帰港しました。
テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより
2013年1月15日9時25分配信
【大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」将兵は遠距離航海から戻った】
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