ロシア海軍太平洋艦隊の原子力水中巡洋艦はカムチャツカ沖で魚雷を発射した

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2020年10月22日6時0分配信
【太平洋艦隊の原子力水中巡洋艦は太平洋で仮想敵艦支隊への魚雷攻撃を行なった】
戦闘訓練計画に沿って、太平洋艦隊潜水部隊の原子力水中巡洋艦の内の1隻は、計画戦術演習中に太平洋で仮想敵艦支隊への魚雷攻撃を行なった。
潜水艦に対抗する小型対潜艦「ウスチ・イリムスク」及び「ホルムスク」、小型ロケット艦「スメルチ」及び「ラズリーフ」で構成される2個戦術艦グループは、海上航空隊の対潜航空機Il-38の支援を受け、カムチャツカ沖の戦闘訓練射爆場で行動した。
対潜部隊の積極的な行動にも関わらず、原子力水中巡洋艦は気付かれずに演習海域へ入り、4本の実弾魚雷で艦を攻撃した。
更に原子力潜水艦の乗組員は、水中音響手段を使用し、追跡から逃れる為の全ての措置を取った。
今回の太平洋艦隊広報部発表では、「原子力水中巡洋艦」の艦名は明らかにされていませんが、現在、太平洋艦隊で行動可能状態に在るプロジェクト949A原子力水中巡洋艦は、この3隻ですから、この内の1隻が今回の演習へ参加した事になります。
K-186「オムスク」(1993年12月15日就役)

K-456「トヴェリ」(1992年8月29日就役)

K-150「トムスク」(1997年3月17日就役)

原子力水中巡洋艦の魚雷発射訓練の相手役を務めたのは、この4隻です。
プロジェクト1124M小型対潜艦「ウスチ・イリムスク」(1992年2月11日就役)

プロジェクト1124小型対潜艦「ホルムスク」(1986年1月7日就役)

プロジェクト12341小型ロケット艦「ラズリーフ」(1992年2月11日就役)

プロジェクト12341小型ロケット艦「スメルチ」(1985年3月4日就役)

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