ロシア海軍の新型対潜ミサイルの試験がバレンツ海で行なわれた
- カテゴリ:ロシア海軍の艦載兵器

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年10月28日14時17分配信
【ロシアは新たな対潜ミサイルをテストした】
モスクワ、10月28日-ロシア通信社ノーボスチ
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」艦上のロシア船員は、バレンツ海で新たな対潜ミサイルをテストした。

水曜日に北方艦隊広報サービスは発表した。
どのような名称の「製品」がテストされたのかは明らかにされなかった。
「北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・フロータ・カサトノフ"は、バレンツ海の艦隊訓練射爆場で対潜ミサイルの射撃を実施しました。
射撃は、製品の一連の評価試験の枠組みで実施され、成功と認められました」
リリースでは、こう述べられた。
ミサイルから分離する魚雷は、既に北方艦隊の原子力潜水艦の内の1隻が水中から観察した。
更に射撃は、対潜航空機Il-38、ヘリコプターKa-27、コラ小艦隊の魚雷回収艇により保障された。
「ミサイル射撃の実施中、フリゲートの戦闘班は、揺るぎない戦闘装備の駆使、高い専門技量と海軍技量を示しました」
広報サービスは付け加えた。
現在、ロシア海軍の新世代水上戦闘艦の為の新たな対潜兵器として、対潜・対魚雷複合体「パケート-NK」が配備されています。
[ロシア海軍の為の対潜/対魚雷複合体パケート-NKは近代化される]
「パケート-NK」(324mm短魚雷)は、プロジェクト20380/20385コルベット、プロジェクト22350フリゲートに装備されており、今後は、近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」、建造が始まったプロジェクト20386コルベット、将来に建造される原子力駆逐艦「リデル」級にも装備されます。
この他、ソ連邦時代に開発された対潜ミサイル「ラストルブ」や「ヴォドパード」の後継となる新型対潜ミサイル「オトヴェート」の開発も進められています。
[ロシア海軍の為の新型対潜ミサイル"オトヴェート"の試験は2020年に完了する]
対潜ミサイル「ラストルブ」
対潜ミサイル「ヴォドパード」
今回、北方艦隊のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」(2020年7月21日就役)で試験が行なわれた新型対潜ミサイルも、おそらくは「オトヴェート」でしょう。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で対潜演習を行なった後に帰投した]
「オトヴェート」は、有翼ミサイル「カリブル」の対潜型91RE1をベースにした対潜ミサイルです。
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