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バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海沿岸ノヴォロシースクへ入港した

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『イタル-タス』より
【バルト艦隊の大型揚陸艦はノヴォロシースクへ入る】
モスクワ、1月17日/イタル-タス

バルト艦隊大型揚陸艦「カリーニングラード」は軍用車両を受け取る為にノヴォロシースクへ入った。
本日(1月17日)は、同艦隊の他の大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」が到着するだろう。
今後数日の間に、これら2隻の艦はロシア海軍物資・技術供給所が在るシリアタルトゥース港へ向かうだろう。
本日(1月17日)、イタル-タスロシア連邦軍参謀本部の情報提供者より伝えられた。

「大型揚陸艦カリーニングラードはノヴォロシースクへ入港し、本日、少し遅れてアレクサンドル・シャバリンが来るでしょう。
艦は、甲板上に複数の軍用車両を載せています。
約1週間後、彼らは地中海へ戻り、シリアのタルトゥース港へ入ります」

対談者は話した。

彼は、数日前に大型揚陸艦「カリーニングラード」「アレクサンドル・シャバリン」が特殊任務を遂行する為にシリアタルトゥースへ寄港した事を想起した。

「バルト艦隊のタルトゥースへの連絡便が終了した後、1月末にシリア沿岸で実施される海軍グループ連合艦隊演習へ参加し、カリーニングラードとアレクサンドル・シャバリンは、常時駐留場所のバルチースクへ戻らなければなりません」
情報提供者は付け加えた。

警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、大型揚陸艦「カリーニングラード」、「アレクサンドル・シャバリン」、給油船「レナ」、曳船で構成されるバルト艦隊戦闘艦・支援船支隊は、12月18日にバルチースクから地中海航海へ出発した。
バルト艦隊司令部の情報提供者によると、艦がバルチースクへ戻る時期を司令部は決めておらず、それはシリア情勢の展開次第である。
一部の艦は、ロシア人の避難の為に黒海のロシア港へ派遣されるかもしれない。
(2013年1月17日午前13時03分配信)


[ロシア海軍の地中海東部戦闘勤務]

警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、大型揚陸艦「カリーニングラード」、「アレクサンドル・シャバリン」、救助曳船SB-921、給油船「レナ」で構成されるバルト艦隊戦闘艦船支隊は、2012年12月18日にバルチースクを出港しました。
[バルト艦隊艦船は地中海へ向かった]

2013年の元旦は地中海西部で迎えました。
[バルト艦隊艦船部隊は地中海で新年を迎えた]

その後、大型揚陸艦2隻は別行動を取りました。

大型揚陸艦「カリーニングラード」
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大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」
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今回の記事によると、シリアタルトゥースへ行っていたようです。

大型揚陸艦「カリーニングラード」「アレクサンドル・シャバリン」は、1月14日14時30分頃(現地時間)にダータネルス海峡を通過(地中海から黒海へ)しました。
『黒海ニュース』より
2013年1月15日
【バルト艦隊の2隻の揚陸艦はダータネルス海峡から黒海へ?】

そして1月17日、ノヴォロシースクへ入港しました。
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2隻の大型揚陸艦は数日以内には出港し、またタルトゥースへ向かうとの事です。
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今回の記事を読む限り、バルト艦隊大型揚陸艦は、タルトゥースへの輸送任務に就いているようです。
これが記事中にある「特殊任務」でしょう。
ノヴォロシースクで軍用車両を積み込んでタルトゥースへ向かうとの事ですから、この軍用車両をシリアまで運ぶのでしょうか。


記事中で触れられていますが、1月末に地中海東部黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊の艦船が参加する「艦隊間演習」が実施されます。
[ロシア海軍は1月末に地中海及び黒海で4艦隊の合同演習を実施する]
[ロシア黒海艦隊はシリア沖で演習を実施する]
[ロシア海軍は1月末に地中海東部で演習を行なう]

バルト艦隊大型揚陸艦「カリーニングラード」「アレクサンドル・シャバリン」も参加するようです。
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