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ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは北極と北大西洋への遠距離航海を終えて母港へ帰投した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年11月6日14時22分配信
【北方艦隊主要基地へ大型対潜艦「セヴェロモルスク」が北極航海から戻ってきた】

本日(11月6日)、北方艦隊主要基地~セヴェロモルスク市で、航海から戻ってきた大型対潜艦「セヴェロモルスク」の歓迎式典が開催された。
艦は、北氷洋上の北方艦隊の艦船の第9次北極航海の旗艦であった。
北極への航海の終了後、給油船「セルゲイ・オシポフ」と協同で北大西洋で指示された任務を遂行した。

セヴェロモルスクでの艦の歓迎式典の先頭に立ったのは、北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフ中将であった。
彼は、指示された任務を成功裏に遂行し、基地へ戻ってきた乗組員を祝福した。
艦隊の伝統により、艦隊司令官は、艦長アナトーリー・コジュロフ1等海佐へ子豚の丸焼きを贈った。

大型対潜艦「セヴェロモルスク」は3ヶ月海上に居た。
この間に12000海里以上を航行し、砲、ミサイル、海上対潜兵器を使用する10回以上の戦術演習へ取り組んだ。
艦はタイミル及びチュクチで海上揚陸部隊の上陸、更にはアレクサンドラ島からの沿岸ミサイル複合体「バスチオン」の射撃を支援した。


北極航海中、北方艦隊将兵ドゥディンカエグヴェキノの学校で勇敢さについての授業を行なった。

大祖国戦争におけるソヴィエト人民の勝利75周年を記念し、大型対潜艦「セヴェロモルスク」乗組員は北極上空で勝利旗を掲げた。
北極航海において船員は勝利旗のコピーを持って行き、重要な任務の遂行時に聖アンドレイ旗と共に掲揚した。

北極を訪れた勝利旗のコピーは、北方艦隊海軍博物館へ贈られる。

大型対潜艦「セヴェロモルスク」は常に遠距離航海へ参加している。
その勤務中に数十万海里を航行し、全ての大洋を訪れた。
長期航海の平均期間は、約半年になる。



大型対潜艦「セヴェロモルスク」(1988年1月24日就役)と大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」(1973年就役)は、2020年8月5日から北極圏への遠距離航海へ参加しました。
[ロシア北方艦隊第9次北極遠征(2020年8月-10月)]

遠征部隊の大部分は10月20日までに母港(セヴェロモルスク基地など)へ帰投しましたが、「セヴェロモルスク」「セルゲイ・オシポフ」ノルウェー海を南下して北海へ入り、10月28日にはグレートブリテン島北部のマレー湾(Moray Firth)へ入り、ここで洋上補給を行ないました。
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[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはグレートブリテン島北部のマレー湾へ入った]

11月2日にマレー湾を離れ、バレンツ海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはグレートブリテン島北部のマレー湾を去り、バレンツ海へ向かった]

その途中にノルウェー海潜水艦捜索と対空防衛の演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはノルウェー海で演習を行なった]

11月6日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ帰投しました。
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