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ロシア海軍の原子力水中無人機ポセイドン搭載特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクは2021年春~夏に進水する

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『タス通信』より
2020年11月7日9時32分配信
【第2の「ポセイドン」搭載潜水艦の進水は2021年春~夏に計画されている】
モスクワ、11月7日/タス通信

6基の戦略無人機「ポセイドン」の搭載が可能なプロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦「ハバロフスク」は、2021年前半に進水する。
『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「工場『セヴマシュ』の船台からの潜水艦ハバロフスクの出渠は、来年(2021年)の春~夏に計画されています。
その後、潜水艦の工場航行試験が始まります」

対談者は話した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

最初の「ポセイドン」搭載艦~プロジェクト09852潜水艦「ベルゴロド」は2019年4月23日に進水した。
潜水艦「ベルゴロド」「ハバロフスク」は、6基の装置「ポセイドン」を搭載しなければならない。

核動力を有するロシア無人水中装置に関しては、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンが2018年3月の連邦教書演説で初めて話した。

彼は、このような無人機は、敵のインフラ施設、航空母艦グループなどの破壊が可能な通常弾頭あるいは核弾頭を装備できる事を指摘した。

国防省によると、装置「ポセイドン」搭載潜水艦と共に、いわゆる大洋多目的システムに含まれる。
以前に『タス通信』が情報提供者より伝えられたように、「ポセイドン」は敵の海軍基地を破壊する為、2メガトンの威力の核弾頭を搭載できる。
無人機は高速力と無制限の航行距離を得る。



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プロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦「ハバロフスク」は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』で起工されました。
[原子力潜水艦ハバロフスクはロシア海軍の日に起工された]
[秘密のプロジェクト09851特務原潜ハバロフスク]

「ハバロフスク」の詳細や具体的なスペック(艦の大きさなど)は、一切公表されていませんが、無人小型潜水艇を搭載するようです。
[ロシア海軍の為の特務原潜ハバロフスクの3Dモデルが作成された]

2018年5月下旬には船体の水圧試験(強度試験)が始まりました。
[ロシア海軍のプロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクの船体の水圧試験が始まった]

「ハバロフスク」は、原子力水中無人機(大洋多目的システム)「ポセイドン」の搭載母艦としての機能も有しており、合計6基の「ポセイドン」を搭載します。

[スーパーキャビテーション原子力水中無人機システム"ポセイドン"は2021年にロシア海軍へ制式採用される]

以前には、「ハバロフスク」の進水は、2020年の春~4月か5月に予定されていましたが、2020年6月末以降に延期されました。
[原子力水中無人機システム"ポセイドン"を搭載する特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクは2020年5月に進水する]
[スーパーキャビテーション原子力水中無人機システム"ポセイドン"搭載原潜ハバロフスクは2020年春に進水し、2022年にロシア海軍へ就役する]
[原子力水中無人機システム"ポセイドン"を搭載する特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクは2020年6月末以降に進水する]

そして「ハバロフスク」の進水は更に延期され、2021年春~夏頃になりました。
[原子力水中無人機システム"ポセイドン"を搭載する特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクは2021年に進水する]


なお、2019年4月23日には、「ポセイドン」搭載原潜「ベルゴロド」が進水しています。

[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは進水した]

「ベルゴロド」北方艦隊へ配備されるので(乗組員は北方艦隊から集められている)、「ハバロフスク」太平洋艦隊へ配備される可能性が高いでしょう。
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