黒海艦隊の大型揚陸艦はシリアのタルトゥースへ向かう


『イタル-タス』より
【黒海艦隊の大型揚陸艦「アゾフ」は特殊任務遂行の為にシリアのタルトゥース港へ行く】
モスクワ、1月17日/イタル-タス
ロシア黒海艦隊の大型揚陸艦「アゾフ」は、ロシア連邦海軍物資・技術供給所が置かれているシリアのタルトゥース港へ派遣される。
本日、イタル-タスは軍事外交筋より伝えられた。
「大型揚陸艦アゾフはノヴォロシースクで甲板上に幾つかの軍用車両と海軍歩兵部隊を乗せました。
前日、同艦は何事も無く黒海海峡を通過し、今日、エーゲ海へ入り、同海域に位置している海軍戦闘艦グループと合流します」
対談者は話した。
彼によると、 「アゾフ」は、金曜日・1月18日に護衛艦と合流し、来週には特殊任務の為にタルトゥースへ行く。
対談者は、これが「アゾフ」のシリア港への最初の「連絡便」ではない事を指摘した。
情報提供者によると、バルト艦隊と黒海艦隊の揚陸艦は、1月末にシリア沿岸での特殊任務遂行を完了する。
彼は、大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」が1月10日に、「ノヴォチェルカッスク」は1月15日にセヴァストーポリへ戻った事を想起した。
後者はドック入りの準備を行ない、春に修理を終え、4月に黒海エリアで開催される黒海海軍協同作戦グループBLACKSEAFORへ参加する。
同時に、黒海艦隊の大型揚陸艦「サラトフ」は、軽修理~ディーゼル発電機の復旧~の為にタルトゥースへ向かっている。
バルト艦隊の大型揚陸艦「カリーニングラード」と「アレクサンドル・シャバリン」は、本日、戦闘車両を積載する為にノヴォロシースクを訪れた。
地中海には、現在、 ロケット巡洋艦「モスクワ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、警備艦「スメトリーヴイ」と「ヤロスラフ・ムードルイ」、海洋給油船「イワン・ブブノフ」と「レナ」、更には救助曳船「アルタイ」で構成される海軍連合艦隊グループが居る。
以前にロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部が発表したように、1月末、ロシア海軍艦隊間グループは地中海エリアで大規模演習を行なう。
(2013年1月17日12時40分配信)
[ロシア海軍の地中海東部戦闘勤務]
大型揚陸艦「アゾフ」は「ニコライ・フィリチェンコフ」と共に2012年12月24日、ノヴォロシースクを出港しました。
[黒海艦隊の大型揚陸艦は地中海東部へ向かった]
2012年12月27日、ボスポラス、ダータネルス海峡を通過しました。
[黒海艦隊の大型揚陸艦はボスポラス、ダータネルス海峡を通過する]
その後、シリアのタルトゥースへ向かうと報じられました。
[大型揚陸艦ノヴォチェルカッスクは再び地中海東部へ向かう]
2013年1月8日、ダータネルス海峡を北上し、黒海へ戻りました。
[黒海艦隊の大型揚陸艦2隻は黒海へ戻る]
その後、「アゾフ」はノヴォロシースクへ入港しました。
そしてまたタルトゥースへ向けて出港したようです。
大型揚陸艦「アゾフ」は、タルトゥースへの輸送任務に就いているようです。
これが記事中で述べられている「特殊任務」でしょう。
この他、バルト艦隊の大型揚陸艦2隻もタルトゥースへの輸送任務に就いているようです。
[バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海沿岸ノヴォロシースクへ入港した]
記事中で触れられていますが、1月末に地中海東部で黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊の艦船が参加する「艦隊間演習」が実施されます。
[ロシア海軍は1月末に地中海及び黒海で4艦隊の合同演習を実施する]
[ロシア黒海艦隊はシリア沖で演習を実施する]
[ロシア海軍は1月末に地中海東部で演習を行なう]
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