fc2ブログ

ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦4隻は5ヶ月間の航海を終えてウラジオストクへ帰投した

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年11月12日8時31分配信
【太平洋艦隊の揚陸艦グループは5ヶ月の航海の後にウラジオストクへ戻った】

本日(11月12日)、大型揚陸艦「ニコライ・ヴィルコフ」、「アドミラル・ネヴェリスコイ」、「オスリャービャ」、「ペレスヴェート」で構成される揚陸艦グループは、5ヶ月間の遠距離航海からウラジオストクへ戻った。

航海期間中にゲンナジー・ポドゥブヌイ1等海佐指揮下の揚陸艦グループは、遠海ゾーンの艦隊グループ戦力の複合演習及び海軍演習『大洋の盾-2020』へ関わり、その中で史上初めてチュクチ半島の無防備の海岸へ海上揚陸部隊を上陸させた。
20-0809d.jpg
北極環境下で揚陸艦の乗組員は、艦隊の為の人員、車両及び貨物の移送を保障し、支隊の一員として一連の演習と訓練へ参加した。

158日間で各艦は23000海里以上を航行した。



現在、ロシア太平洋艦隊には、4隻の大型揚陸艦が在籍しています。
20-0608e.jpg
[第100揚陸艦旅団](フォキノ)
大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」
(1982年9月28日就役)
20-1112e.jpg

大型揚陸艦「ペレスヴェート」(1991年4月10日就役)
20-1112f.jpg

大型揚陸艦「オスリャービャ」(1981年12月19日就役)
20-1112g.jpeg

大型揚陸艦「ニコライ・ヴィルコフ」(1974年7月30日就役)
20-1112d.jpg

2020年6月上旬、4隻の大型揚陸艦は、沿海地方から遠く離れたチュクチ自治管区プロヴィデニヤ湾まで海軍歩兵部隊の兵員と車両を輸送し、上陸演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦4隻はチュクチで上陸演習を行なった]
20-0608c.jpg
20-0608d.jpg

演習には、沿海地方に駐留する第155独立海軍歩兵旅団及びカムチャツカに駐留する第40独立海軍歩兵旅団から約1000名の将兵と300両の各種車両(T-80BV戦車を含む)が参加しました。
[沿海地方のロシア太平洋艦隊海軍歩兵旅団はT-80BV戦車を受け取った]

その後も海軍歩兵部隊大型揚陸艦プロヴィデニヤ湾地域に留まり、演習を続けました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦と海軍歩兵部隊はチュクチで演習を続けている]

2020年8月のベーリング海でのロシア海軍演習『大洋の盾-2020』にも参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の海軍歩兵はチュクチで上陸演習を行なった]

演習が終わった後も引き続き洋上に留まり、11月12日にウラジオストクへ帰投しました。
関連記事
スポンサーサイト