カラクルト級小型ロケット艦3番艦オジンツォボはロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入された
2020年11月21日、プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦の3番艦「オジンツォボ」はロシア連邦海軍へ就役しました。
[第3のカラクルト級小型ロケット艦オジンツォボは2020年11月21日にロシア海軍へ就役する]
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
バルト地域情報供給部(カリーニングラード市)発表
2020年11月21日14時30分配信
【バルチースクで最新小型ロケット艦「オジンツォボ」への海軍旗掲揚式典が行なわれた】
式典には、バルト艦隊司令官アレクサンドル・ノサトフ大将、造船企業の幹部、バルチースク海軍基地のロケット艦・ロケット艇連合部隊の将兵、正教会の聖職者の代表が参加した。
聖アンドレイ旗は、ロシア連邦国歌の演奏の下で艦へ掲揚された。
この出来事に先立ち、工場航行試験及び国家試験プログラムが成功裏に実行され、その過程で用途に沿って艦の全てのシステム及び兵器が点検された。
小型ロケット艦の乗組員を含め、白海の水上目標への海上配置有翼ミサイル複合体「カリブル」の射撃を成功裏に実施した。
工場航行試験及び国家試験を成功裏に実行した後、国家受領委員会は、工場製造業者からロシア海軍への小型ロケット艦の受領証書へ署名した。
海軍総司令官の指示により、「オジンツォボ」はバルト艦隊の戦闘編制へ含まれ、バルチースク海軍基地のロケット艦・ロケット艇連合部隊で勤務に就く。
「オジンツォボ」は、バルト艦隊の戦闘編制へ含まれる第3の同プロジェクト艦となる事は注目される。
1隻目の「ムィティシ」は2018年12月にバルト艦隊へ加入し、同プロジェクトの2番艦「ソヴィェツク」は2019年10月からバルト艦隊で勤務に就いている。
[参照]
小型ロケット艦「オジンツォボ」は、高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-S」の海上ヴァージョンである高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」を装備する初のプロジェクト22800艦である。
プロジェクト22800小型ロケット艦は、支隊及び戦闘艦グループの一員として、そして更には単独で海上ゾーンでの任務を遂行する為に意図されている。
これは、高精度兵器(複合体「カリブル」)、高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」、最新の制御複合体、電波工学兵装、電波通信、航法、電波電子戦闘、対水中工作兵装、携帯式高射ミサイル複合体を装備する。
現在、バルト艦隊には、2隻のプロジェクト22800艦~小型ロケット艦「ムィティシ」及び小型ロケット艦「ソヴィェツク」が加わっている。
プロジェクト22800小型ロケット艦の主要兵器は、8基の有翼ミサイル「カリブル」或いは「オーニクス」の為の汎用艦載射撃複合体3S14である。
プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦の3番艦「シクヴァル」は、2016年7月29日にサンクトペテルブルク近郊の『ペラ』造船所で起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦シクヴァルは起工された]

2018年5月5日に進水しました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800カラクルト級小型ロケット艦の3番艦シクヴァルは進水した]
その後、「シクヴァル」は「オジンツォボ」と改名されました。

「オジンツォボ」は、モスクワ近郊の都市です。


「オジンツォボ」は、プロジェクト22800小型ロケット艦で最初に高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」を装備します。
(1番艦と2番艦はAK-630M 6連装30mm機関砲2基)

2020年2月17日に造船所の岸壁で係留試験を開始しました。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦3番艦オジンツォボは造船所の岸壁で係留試験を開始した]
2020年5月20日にバルト海で洋上試験を開始しました。
[高射複合体パーンツィリ-Mを装備するカラクルト級小型ロケット艦3番艦オジンツォボはバルト海で洋上試験を開始した]
2020年8月、ロシア内陸水路経由でバルト海から白海及びバレンツ海へ回航され、セヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。

[ロシア海軍バルト艦隊の最新小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとオジンツォボは北方艦隊基地へ到着した]
その後、白海で兵器の試験を行ないました。
この時に海上目標への有翼ミサイル「カリブル」の発射試験も行なわれました。
試験は9月上旬に完了し、「オジンツォボ」は再びロシア内陸水路経由で『ペラ』造船所へ戻りました。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦3番艦オジンツォボは白海での試験を終えた]
白海から戻った後、10月中旬頃にバルト海で高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」の射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦3番艦オジンツォボは高射ミサイル砲複合体パーンツィリ-Mの発射試験を行なった]
そして10月27日にも再び「パーンツィリ-M」の射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦3番艦オジンツォボはバルト海で再び高射ミサイル-砲複合体パーンツィリ-Mを発射した]
「オジンツォボ」の洋上試験は11月14日までに完了しました。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦3番艦オジンツォボは洋上試験を完了した]
2020年11月21日、「オジンツォボ」のロシア海軍への就役式典(聖アンドレイ旗初掲揚式典)が開催され、先に就役した2隻~「ムィティシ」及び「ソヴィェツク」と同様にバルト艦隊へ編入され、バルチースクに駐留する第36ロケット艇旅団の第106小型ロケット艦大隊へ配属されました。
バルト艦隊には、計6隻の「カラクルト」小型ロケット艦が配備されます。
[ロシア海軍バルト艦隊へ6隻のカラクルト級小型ロケット艦が配備される]
[第3のカラクルト級小型ロケット艦オジンツォボは2020年11月21日にロシア海軍へ就役する]
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
バルト地域情報供給部(カリーニングラード市)発表
2020年11月21日14時30分配信
【バルチースクで最新小型ロケット艦「オジンツォボ」への海軍旗掲揚式典が行なわれた】
式典には、バルト艦隊司令官アレクサンドル・ノサトフ大将、造船企業の幹部、バルチースク海軍基地のロケット艦・ロケット艇連合部隊の将兵、正教会の聖職者の代表が参加した。
聖アンドレイ旗は、ロシア連邦国歌の演奏の下で艦へ掲揚された。
この出来事に先立ち、工場航行試験及び国家試験プログラムが成功裏に実行され、その過程で用途に沿って艦の全てのシステム及び兵器が点検された。
小型ロケット艦の乗組員を含め、白海の水上目標への海上配置有翼ミサイル複合体「カリブル」の射撃を成功裏に実施した。
工場航行試験及び国家試験を成功裏に実行した後、国家受領委員会は、工場製造業者からロシア海軍への小型ロケット艦の受領証書へ署名した。
海軍総司令官の指示により、「オジンツォボ」はバルト艦隊の戦闘編制へ含まれ、バルチースク海軍基地のロケット艦・ロケット艇連合部隊で勤務に就く。
「オジンツォボ」は、バルト艦隊の戦闘編制へ含まれる第3の同プロジェクト艦となる事は注目される。
1隻目の「ムィティシ」は2018年12月にバルト艦隊へ加入し、同プロジェクトの2番艦「ソヴィェツク」は2019年10月からバルト艦隊で勤務に就いている。
[参照]
小型ロケット艦「オジンツォボ」は、高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-S」の海上ヴァージョンである高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」を装備する初のプロジェクト22800艦である。
プロジェクト22800小型ロケット艦は、支隊及び戦闘艦グループの一員として、そして更には単独で海上ゾーンでの任務を遂行する為に意図されている。
これは、高精度兵器(複合体「カリブル」)、高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」、最新の制御複合体、電波工学兵装、電波通信、航法、電波電子戦闘、対水中工作兵装、携帯式高射ミサイル複合体を装備する。
現在、バルト艦隊には、2隻のプロジェクト22800艦~小型ロケット艦「ムィティシ」及び小型ロケット艦「ソヴィェツク」が加わっている。
プロジェクト22800小型ロケット艦の主要兵器は、8基の有翼ミサイル「カリブル」或いは「オーニクス」の為の汎用艦載射撃複合体3S14である。
プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦の3番艦「シクヴァル」は、2016年7月29日にサンクトペテルブルク近郊の『ペラ』造船所で起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦シクヴァルは起工された]

2018年5月5日に進水しました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800カラクルト級小型ロケット艦の3番艦シクヴァルは進水した]
その後、「シクヴァル」は「オジンツォボ」と改名されました。

「オジンツォボ」は、モスクワ近郊の都市です。


「オジンツォボ」は、プロジェクト22800小型ロケット艦で最初に高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」を装備します。
(1番艦と2番艦はAK-630M 6連装30mm機関砲2基)

2020年2月17日に造船所の岸壁で係留試験を開始しました。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦3番艦オジンツォボは造船所の岸壁で係留試験を開始した]
2020年5月20日にバルト海で洋上試験を開始しました。
[高射複合体パーンツィリ-Mを装備するカラクルト級小型ロケット艦3番艦オジンツォボはバルト海で洋上試験を開始した]
2020年8月、ロシア内陸水路経由でバルト海から白海及びバレンツ海へ回航され、セヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。

[ロシア海軍バルト艦隊の最新小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとオジンツォボは北方艦隊基地へ到着した]
その後、白海で兵器の試験を行ないました。
この時に海上目標への有翼ミサイル「カリブル」の発射試験も行なわれました。
試験は9月上旬に完了し、「オジンツォボ」は再びロシア内陸水路経由で『ペラ』造船所へ戻りました。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦3番艦オジンツォボは白海での試験を終えた]
白海から戻った後、10月中旬頃にバルト海で高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」の射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦3番艦オジンツォボは高射ミサイル砲複合体パーンツィリ-Mの発射試験を行なった]
そして10月27日にも再び「パーンツィリ-M」の射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦3番艦オジンツォボはバルト海で再び高射ミサイル-砲複合体パーンツィリ-Mを発射した]
「オジンツォボ」の洋上試験は11月14日までに完了しました。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦3番艦オジンツォボは洋上試験を完了した]
2020年11月21日、「オジンツォボ」のロシア海軍への就役式典(聖アンドレイ旗初掲揚式典)が開催され、先に就役した2隻~「ムィティシ」及び「ソヴィェツク」と同様にバルト艦隊へ編入され、バルチースクに駐留する第36ロケット艇旅団の第106小型ロケット艦大隊へ配属されました。
バルト艦隊には、計6隻の「カラクルト」小型ロケット艦が配備されます。
[ロシア海軍バルト艦隊へ6隻のカラクルト級小型ロケット艦が配備される]
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