ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』参加艦はノヴォロシースクを出航した
- カテゴリ:ロシア黒海艦隊(2020年-)
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア黒海地域情報供給部(セヴァストーポリ市)発表
2020年11月21日11時0分配信
【エジプト海軍とロシア海軍の戦闘艦は演習『友情の橋-2020』海上段階の為にノヴォロシースクから出航した】
エジプト・アラブ共和国海軍とロシア海軍の戦闘艦は、演習『友情の橋-2020』海上段階の為にノヴォロシースクから出航した。
エジプト海軍艦艇支隊は、フリゲート「アレクサンドリア」、コルベット「アル・ファテフ」、ロケット艇「M.ファハミ」で構成される。
ロシア側から演習へ関わる黒海艦隊部隊には、フリゲート「アドミラル・マカロフ」、小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」、哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」、救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」が含まれる。
演習の第1段階で両国の船員は、仮想敵小型艇の攻撃を撃退する演習を行ない、その中で各々の演習参加艦の乗組員は、艦の防護の為の行動へ取り組む。
エピソードの終了後、ロシア海軍とエジプト海軍の艦は掃海先導演習へ関わり、その中で船員は仮想機雷源を突破する。
更に艦支隊は、溺れた者の捜索と救助の演習を行なう。
この活動には黒海艦隊の対空防衛・海上航空隊のヘリコプターKa-27PSが関与し、支隊の移動ルートから4海里離れた場所へ、国際演習の命名法に沿って「オスカー」と呼ばれるマネキンを投下する。
「溺れた者」を最初に発見した艦の乗組員は救助作戦を開始し、残りの艦は海上を漂う。
ロシア-エジプト演習の海上段階は、11月21日から22日まで実施される。
演習の第2段階中には、海上標的盾、空中目標、更には仮想敵の浮遊機雷への合同砲射撃が計画されている。
初めて黒海エリアで実施されるロシア-エジプト演習『友情の橋-2020』は、11月24日に完了する。
前回のロシア・エジプト海軍合同演習『友情の橋-2015』は、2015年6月中旬に地中海東部で実施されました。
2015年6月6日、黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、エアクッションロケット艦「サムーム」、大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」、海洋曳船「MB-31」の4隻は、エジプトのアレクサンドリアを訪れました。
[ロシア海軍黒海艦隊艦船部隊はエジプトを訪れた]
この4隻+バルト艦隊の大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」が、ロシア・エジプト海軍合同演習『友情の橋-2015』へ参加しました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2015』は地中海で実施される]
[ロシア海軍とエジプト海軍は合同演習『友情の橋-2015』の打ち合わせを行なった]
[ロシア海軍黒海艦隊艦船はエジプトのアレクサンドリアに居る]
エジプト海軍からはフリゲート「タバ」、「シャルム・エル・シェイク」、ミサイル艇「4月25日」、「6月18日」、給油船「シャラティン」の他に、エジプト空軍からF-16戦闘機2機も参加しました。
6月10日、ロシア海軍とエジプト海軍の演習参加艦はアレクサンドリアを抜錨し、地中海東部の演習実施海域へ向かいました。
[合同演習『友情の橋-2015』に参加するロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアを抜錨した]
ロシア海軍とエジプト海軍は、地中海東部で様々な想定下の演習を行ないました。
[ロシア海軍とエジプト海軍は地中海東部で合同演習を行なっている]
[戦闘機F-16はロシア海軍とエジプト海軍の合同演習へ参加した]
[ロシア海軍とエジプト海軍は地中海東部で砲撃訓練を行なった]
6月12日に演習は完了しました。
[地中海東部でのロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2015』は終了した]
翌6月13日、ロシア海軍とエジプト海軍の演習参加艦船はアレクサンドリア港へ戻りました。
[合同演習『友情の橋-2015』を終えたロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアへ戻った]

それから5年後、今度は黒海でロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』が行なわれる事になりました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』はノヴォロシースクで始まる]
エジプト海軍の演習参加艦艇(フリゲート「アレクサンドリア」、コルベット「アル・ファテフ」、ミサイル艇「ファハミ」)は、11月15日にボスポラス海峡を通過し、11月17日にノヴォロシースク海軍基地へ到着しました。
ロシア海軍からは、黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・マカロフ」、小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」、哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」、救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」が参加します。
前回の『友情の橋-2015』のロシア側の参加艦船は、殆どがソ連時代に就役した艦でしたが(「サムーム」のみ2000年就役)、今回は2010年代に就役した新鋭艦のみが参加します。
11月17日に始まった『友情の橋-2020』では、先ず始めに両国の海軍歩兵部隊による陸上での演習が行なわれました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』で狙撃兵の合同訓練が行なわれた]
そして11月21日に両国の演習参加艦はノヴォロシースクを出航し、海上での演習を開始しました。
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