ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』は完了した
- カテゴリ:ロシア黒海艦隊(2020年-)
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2020年11月23日12時23分配信
【黒海艦隊はエジプト海軍とロシア海軍の合同演習『友情の橋-2020』を完了した】
黒海艦隊はロシア海軍とエジプト・アラブ共和国海軍の合同演習『友情の橋-2020』を完了した。
黒海エリアで初めて実施された演習の目的は、海洋の安全及び安定の為のエジプト海軍とロシア海軍の間の軍事協力の強化と発展、更には、船舶航行集中海域における様々な脅威の撃退に関するロシアとエジプトの軍事船員の間の経験の交換にあった。
演習中の主な活動は、海上段階の枠組みにおいて海上で行なわれた。
ロシアとエジプトの船員は、溺れる者の捜索と救助、掃海先導、仮想敵小型艇の攻撃の撃退、海上での並列方式での組織的物資補充、更には不審船に関する臨検作戦行動の複合合同演習へ取り組んだ。
艦の全ての種類の防護及び防衛の為の演習の枠組みで、水上及び空中目標、更には仮想敵浮遊機雷への合同砲射撃を成功裏に実施した。
エジプト海軍艦艇支隊は、フリゲート「アレクサンドリア」、コルベット「アル・ファテフ」、ロケット艇「M.ファハミ」で構成される。
ロシア側から演習へ参加する黒海艦隊部隊には、フリゲート「アドミラル・マカロフ」、小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」、哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」、救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」が含まれる。
結果を総計した総括会議において、両国からの統合演習統制部の代表は、演習『友情の橋-2020』は、困難な水文気象条件下にも関わらず、実り多く成功した事を認めた。
ロシア-エジプト演習『友情の橋-2020』は、11月17日に始まった。
明日・11月24日、エジプト海軍艦艇支隊はノヴォロシースク港を去り、黒海海峡へ進路を取る。
前回のロシア・エジプト海軍合同演習『友情の橋-2015』は、2015年6月中旬に地中海東部で実施されました。
2015年6月6日、黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、エアクッションロケット艦「サムーム」、大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」、海洋曳船「MB-31」の4隻は、エジプトのアレクサンドリアを訪れました。
[ロシア海軍黒海艦隊艦船部隊はエジプトを訪れた]
この4隻+バルト艦隊の大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」が、ロシア・エジプト海軍合同演習『友情の橋-2015』へ参加しました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2015』は地中海で実施される]
[ロシア海軍とエジプト海軍は合同演習『友情の橋-2015』の打ち合わせを行なった]
[ロシア海軍黒海艦隊艦船はエジプトのアレクサンドリアに居る]
エジプト海軍からはフリゲート「タバ」、「シャルム・エル・シェイク」、ミサイル艇「4月25日」、「6月18日」、給油船「シャラティン」の他に、エジプト空軍からF-16戦闘機2機も参加しました。
6月10日、ロシア海軍とエジプト海軍の演習参加艦はアレクサンドリアを抜錨し、地中海東部の演習実施海域へ向かいました。
[合同演習『友情の橋-2015』に参加するロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアを抜錨した]
ロシア海軍とエジプト海軍は、地中海東部で様々な想定下の演習を行ないました。
[ロシア海軍とエジプト海軍は地中海東部で合同演習を行なっている]
[戦闘機F-16はロシア海軍とエジプト海軍の合同演習へ参加した]
[ロシア海軍とエジプト海軍は地中海東部で砲撃訓練を行なった]
6月12日に演習は完了しました。
[地中海東部でのロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2015』は終了した]
翌6月13日、ロシア海軍とエジプト海軍の演習参加艦船はアレクサンドリア港へ戻りました。
[合同演習『友情の橋-2015』を終えたロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアへ戻った]

それから5年後、今度は黒海でロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』が行なわれる事になりました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』はノヴォロシースクで始まる]
エジプト海軍の演習参加艦艇(フリゲート「アレクサンドリア」、コルベット「アル・ファテフ」、ミサイル艇「ファハミ」)は、11月15日にボスポラス海峡を通過し、11月17日にノヴォロシースク海軍基地へ到着しました。
ロシア海軍からは、黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・マカロフ」、小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」、哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」、救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」が参加します。
前回の『友情の橋-2015』のロシア側の参加艦船は、殆どがソ連時代に就役した艦でしたが(「サムーム」のみ2000年就役)、今回は2010年代に就役した新鋭艦のみが参加します。
11月17日に始まった『友情の橋-2020』では、先ず始めに両国の海軍歩兵部隊による陸上での演習が行なわれました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』で狙撃兵の合同訓練が行なわれた]
11月21日に両国の演習参加艦はノヴォロシースクを出航し、海上での演習を開始しました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』参加艦はノヴォロシースクを出航した]
海上演習は11月23日までに完了し、両国の演習参加艦はノヴォロシースクへ戻りました。
11月24日にエジプト海軍の演習参加艦艇はノヴォロシースクを出航し、母国への帰路に就きます。
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