ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMはチュクチ半島で戦闘当直に就いた
- カテゴリ:高空迎撃戦闘機MiG-31

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2020年12月1日2時0分配信
【太平洋艦隊海上航空隊の戦闘機MiG-31BM乗員は北極圏で戦闘当直へ就いた】
北極ゾーンの航空グループ強化の為、太平洋艦隊海上航空隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BM乗員は、アナドイル飛行場で対空防衛の戦闘当直へ就いた。
現在、航空部隊は、意図された任務を遂行する為の地上対空防衛手段との連携の問題へ取り組んでいる。
これに加え、飛行場では、24時間体制の対空防衛戦闘当直へ就く乗員の休養及び食事の配置の為に意図された建物の整備作業が完了した。
[高空迎撃戦闘機MiG-31(ロシア太平洋艦隊)]

カムチャツカ半島のエリゾヴォ飛行場には、太平洋艦隊海軍航空隊の迎撃戦闘機MiG-31が駐留しています。
エリゾヴォ基地

エリゾヴォ基地のMiG-31




このMiG-31は、元々はロシア防空軍の第865独立戦闘機航空連隊(1989年にSu-15からMiG-31へ機種改編)に所属していたのですが、防空軍が空軍と合併した後の1998年7月1日に海軍航空隊へ移管されました。
その後、第865独立戦闘機航空連隊は廃止され、第317混成航空連隊の下の1個飛行隊へ改編されました。
現在は、30機程度のMiG-31が配備されています。
現在、ロシア航空宇宙軍のMiG-31は、電子機器を換装し、対地/対艦ミサイルの運用能力を付与するMiG-31BMへの近代化改修を行なっています。
太平洋艦隊海軍航空隊所属のMiG-31もMiG-31BMへ改修される事になり、2019年2月20日に最初の2機がカムチャツカのエリゾヴォ飛行場へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊へ近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMが配備された]
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊は近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの慣熟訓練を進めている]
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊は近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの飛行訓練を行なっている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは空中戦闘訓練を行なった]
2020年2月8日、次のMiG-31BMがエリゾヴォへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊へ高空迎撃戦闘機MiG-31BMが配備された]
そして2020年12月1日、数機のMiG-31BMがチュクチ半島のアナドイル空港へ展開し、戦闘当直任務、つまりスクランブル待機に就きました。


現在の所、太平洋艦隊海軍航空隊では、第317混成航空連隊の下に1個飛行隊が配備されているMiG-31ですが、今後は更なる1個飛行隊が増強される事になるようです。
[カムチャツカに駐留するロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31は増強される]
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