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ロシア海軍北方艦隊のプロジェクト1155大型対潜艦アドミラル・ハルラモフは除籍された

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『VZGRYAD』より
2020年12月2日12時12分配信
【大型対潜艦「アドミラル・ハルラモフ」は北方艦隊の編制から除外された】

プロジェクト1155大型対潜艦「アドミラル・ハルラモフ」は、北方艦隊の編制から除外された。
造船分野の情報提供者は伝えた。


「前日(12月1日)に艦で海軍旗降納式典が開催されました。
今、同艦は解体の準備が行なわれています」

情報提供者は『タス通信』へ伝えた。

彼は、大型対潜艦の解体へ従事する企業は、入札を基本にして決められると付け加えた。

「アドミラル・ハルラモフ」は1988年に進水し、1990年に北方艦隊へ加わった。
最近、同艦は予備役へ編入され、工場『ネルパ』に在った。



プロジェクト1155大型対潜艦の11番艦「アドミラル・ハルラモフ」は、1986年8月7日にカリーニングラードヤンターリ造船所で起工され、1988年6月29日に進水し、1989年12月30日にソ連海軍へ納入されました。
1990年2月29日に海軍旗初掲揚式典を開催して正式に就役し、北方艦隊へ編入されました。
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1993年にカナダハリファクス港アメリカボストン港を訪問しました。


1994年にはネーデルラントロッテルダム港を訪問しました。

1997年と1998年には、対潜訓練においてロシア海軍最高の艦と認められました。
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2001年7月を最後に海上へ出る事は無くなりました。
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2004年12月には乗組員30名が工業用アルコール中毒で病院へ運ばれました。

2006年には予備役に編入され、現在に至っています。
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「アドミラル・ハルラモフ」セヴェロモルスク基地に係留されていましたが、2019年2月にはスネシュノゴルスク艦船修理工場『ネルパ』で船体の修理が行なわれました。
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2020年2月29日、「アドミラル・ハルラモフ」は就役30周年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・ハルラモフは就役30周年を迎える]
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2020年12月1日に海軍旗を降納し、ロシア海軍から除籍されました。


「アドミラル・ハルラモフ」が除籍された事により、ロシア海軍で現役に留まっているプロジェクト1155大型対潜艦は計7隻となりました。
(北方艦隊に3隻、太平洋艦隊に4隻)
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