黒海艦隊の戦闘艦は実弾発射訓練を行なう

2013年1月19日、地中海黒海ロシア海軍3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)の艦船が参加する大規模演習が始まりました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は黒海と地中海で始まった]
[バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海で揚陸演習を行なう]
[ロシア海軍3艦隊合同演習には20隻の水上艦船と3隻の潜水艦が参加する]
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本日(1月22日)は、黒海艦隊水上戦闘艦2隻による実弾発射訓練が実施されます。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
【黒海艦隊の艦船は地中海で射撃を行なう】
モスクワ、1月22日-ロシア通信社ノーボスチ

地中海で行動中の艦隊間グループを構成している黒海艦隊艦船は、火曜日に実弾発射を実施する。
ロシア連邦国防省広報サービス情報管理部は発表した。

以前、連邦軍参謀本部総長ワレーリー・ゲラシモフ大将は、ロシア連邦軍参謀本部総長代理アレクサンドル・ポストニコフ大将指導の下、20隻以上の艦船と原子力潜水艦1隻を含む3隻の潜水艦が参加する海軍演習の活動段階は地中海及び黒海で始まったと伝えた。

「地中海行動グループの一員である親衛ロケット巡洋艦モスクワと警備艦スメトリーヴイは、1月22日夕方に指定海域へ到着し、実弾射撃を含む一連の艦上演習を実施します。
射撃実施エリアの安全保障の為、国際海洋法規に従い、予め船舶航行への危険警告が発せられています」

声明では、こう述べられた。

黒海エリアにおける計画戦闘訓練行動を完了した後、大型揚陸艦「カリーニングラード」「アレクサンドル・シャバリン」は、ボスポラス-ダータネルス海峡へ進路を取る。
その後、指定海域において、他の演習参加艦船と合流する。
黒海海峡の通過は、2013年1月24日~27日に予定されている。

演習に参加する他の戦闘艦:大型対潜艦 「セヴェロモルスク」、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、大型揚陸艦「サラトフ」「アゾフ」は、現在、演習海域へ向かっている。
(2013年1月22日12時08分配信)


『イタル-タス』より
【バルト艦隊艦船乗員は黒海沿岸で海洋揚陸部隊の上陸を実施した】
モスクワ、1月22日/イタル-タス

バルト艦隊艦船乗員は、黒海沿岸で海洋揚陸部隊の上陸を実施した。
本日、イタル-タスは、ロシア連邦国防省広報サービス情報管理部より伝えられた。

「バルト艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・シャバリンとカリーニングラードは、1月19日から始まった海軍部隊グループ演習の枠内において黒海沿岸の無防備の海岸への海洋揚陸部隊の上陸訓練を成功裏に実施しました」
国防省は指摘した。
「戦闘訓練中の大型揚陸艦の乗組員の行動は、上陸の阻止を企図する仮想敵の試みを挫折させる事を可能にしました」

軍当局によると、黒海エリアにおける計画戦闘訓練行動を完了した後、大型揚陸艦「カリーニングラード」「アレクサンドル・シャバリン」は、ボスポラス-ダータネルス海峡へ進路を取る。
黒海海峡の通過は、2013年1月24日~27日に予定されている。
バルト艦隊艦船が地中海へ出た後、指定海域において、他の演習参加艦船と合流する。

更に国防省は、地中海行動グループの一員である親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」警備艦「スメトリーヴイ」が、1月22日夕方に指定海域へ到着し、実弾射撃を含む一連の艦上演習を実施すると伝えた。
射撃実施エリアの安全保障の為、国際海洋法規に従い、予め船舶航行への危険警告が発せられた。

演習に参加する他の戦闘艦:大型対潜艦 「セヴェロモルスク」、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、大型揚陸艦「サラトフ」「アゾフ」は、現在、演習実施海域へ移動している。
(2013年1月22日11時55分配信)


今回の3艦隊合同演習には、23隻の各種水上艦船と3隻の潜水艦が参加しています。

[ロシア連邦海軍3艦隊連合グループ]
指揮官:ロシア連邦海軍総参謀長代理レオニード・スハーノフ少将
旗艦:親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」

[地中海エリアに展開]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
警備艦「スメトリーヴイ」
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
大型揚陸艦「サラトフ」
大型揚陸艦「アゾフ」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
中型海洋給油船「レナ」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
海洋曳船MB-304
救助曳船SB-921
救助曳船「アルタイ」
原子力潜水艦1隻
ディーゼル潜水艦1隻

[黒海エリアに展開]
大型揚陸艦「カリーニングラード」
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」
ディーゼル潜水艦1隻
その他の水上艦艇

黒海に居る大型揚陸艦「カリーニングラード」「アレクサンドル・シャバリン」は、黒海東岸海軍歩兵部隊の上陸演習を実施し、その後、ボスポラス-ダータネルス海峡を通過して地中海東部へ向かい、同海域の艦隊連合グループと合流するとの事です。
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親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」警備艦「スメトリーヴイ」は、キプロス島レメソスへ寄港していましたが、本日(1月22日)に出港しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区発表
2013年1月22日13時21分配信
【黒海艦隊艦船支隊はキプロス滞在を完了した】
2隻は1月22日夕方に演習海域へ到着し、実弾発射訓練を行なうようです。

地中海東部で実弾発射訓練を実施する2隻の水上戦闘艦の兵装は以下の通りです。

[親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」]
打撃有翼ミサイル複合体「ヴルカーン」2連装発射筒×8基(ミサイル16発)
遠距離高射ミサイル複合体S-300F「フォルト」8連装発射機×8基(ミサイル64発)
短距離高射ミサイル複合体「オサー-MA」2連装発射機×2基(ミサイル48発)
AK-130 130mm2連装砲×1基
AK-630 30mmガトリング砲×6基
533mm5連装魚雷発射管×2基
反応爆雷RBU-6000 12連装発射機×2基

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[警備艦「スメトリーヴイ」]
対艦ミサイル複合体「ウラーン」4連装発射筒×2基
中距離高射ミサイル複合体「ヴォルナー」2連装発射機×2基
AK-726 76mm2連装砲×1基
533mm5連装魚雷発射管×1基
反応爆雷RBU-1000 6連装発射機×2基

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ただ、これらの兵装全てを発射する事は無いでしょう。
特に「モスクワ」打撃ミサイル複合体「ヴルカーン」は射程が700kmも有り、地中海で実弾発射訓練を行なう事は不可能です。
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