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ロシア海軍太平洋艦隊の揚陸艇イワン・カルツォフはウラジオストクとルースキー島の貨客輸送に従事した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年12月7日7時53分配信
【太平洋艦隊の揚陸艇はルースキー島への自動車交通手段不在期間に約3000名の乗客と110両の車両を運んだ】

太平洋艦隊揚陸艦連合部隊揚陸艇は、5日間のウラジオストクルースキー島の間の定期運航で2000名以上の沿海地方首都の住民、更には約110両の車両を運んだ。
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合計して太平洋艦隊の艇の乗組員は30回以上往復した。

主な貨客は、揚陸艇「イワン・カルツォフ」乗組員が請け負った。
同艇はルースキー島へ毎日少なくとも3回の往復を行ない、更にはレイネケ島ポポフ島へ乗客を送り届けた。
乗客と車両を運ぶ為、計3隻の揚陸艇が参加した。
1隻は予備として在った。

太平洋艦隊は、沿海地方首都の住民へ暴風の結果を一掃する為の援助を続けている。
現在、市内の6ヶ所の施設で約300名の軍人と8両の特殊車両が従事している。
太平洋艦隊将兵は、歩道、車道、歩行者ゾーンを清掃する。



プロジェクト21820「ジュゴン」揚陸艇「イワン・カルツォフ」は、ウラジオストク『東方造船所』で2010年に起工され、2013年9月30日に進水、2014年10月31日にロシア海軍へ納入され、翌2015年6月11日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊第100揚陸艦旅団へ編入されました。


就役後は、太平洋艦隊の上陸演習へ参加しています。
[ロシア海軍歩兵部隊とロシア陸軍戦車部隊は沿海地方で上陸演習を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦3隻と揚陸艇3隻は沿海地方で上陸演習を行なった]

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ウラジオストクルースキー島の間には橋が架かっており、本来ならば自動車での通行が可能なのですが、12月初頭からの悪天候により橋は閉鎖された為、「イワン・カルツォフ」を始めとする太平洋艦隊揚陸艇が同島への貨客輸送に従事しました。

プロジェクト11700揚陸艇D-107(2010年6月4日就役)
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プロジェクト1176揚陸艇D-57(2007年11月30日就役)
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プロジェクト1176揚陸艇D-70(1981年7月30日就役)
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