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ロシア海軍黒海艦隊は2021年2月にパキスタン沖で実施される国際海軍演習『AMAN-2021』へ参加する

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『タス通信』より
2020年12月10日16時20分配信
【ロシア艦は10年ぶりにNATO加盟国との演習へ参加する】
セヴァストーポリ、12月10日/タス通信

黒海艦隊部隊は、NATO(北大西洋条約機構)の海軍を含む30ヶ国の海軍と合同で、2021年2月にパキスタン水域で実施される演習『AMAN-2021』へ参加する。
艦隊広報サービスは木曜日の声明で述べた。

「セヴァストーポリでは、パキスタンのカラチ港海域で実施される国際演習『AMAN-2021』へのロシア連邦海軍部隊の参加に関する計画会議がオンラインモードで行なわれました。
合同活動への取り組みの主唱者は、国際演習が実施される領域のパキスタン・イスラム共和国の海軍です」
艦隊
は伝えた。

30ヶ国以上の代表が演習への参加を確認しており、この内の約10ヶ国は艦船が関わり、残りは公式オブザーバーを派遣する。
パキスタン海軍ロシア海軍の艦に加え、演習には、アメリカ合衆国海軍、グレートブリテン王立海軍、中国海軍、日本海上自衛隊、トルコ海軍、フリピン海軍、スリランカ海軍、インドネシア海軍、マレーシア王立海軍が参加する。

「ロシア海軍の艦と北大西洋条約機構海軍の艦の合同演習への参加は、スペイン沿岸で実施された前回の演習『ボールド・モナーク-2011』完了から10年後に行なわれます」
艦隊
は指摘した。

広報サービスは、ロシア海軍は、フリゲート、哨戒艦、救助曳船、海軍歩兵部隊、機雷除去支隊、海上配置ヘリコプターを含む黒海艦隊部隊により代表されると説明した。

艦隊によると、演習『AMAN-2021』の目的は、海上での安全及び安定の利益の為の参加国の間の軍事協力をの強化及び発展、更には船舶航行集中海域における海洋海賊の脅威を撃退する軍事船員の間の経験の交換に在る。



2017年2月中旬にパキスタン沖で実施された国際海軍演習『AMAN-2017』には、ロシア北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」が参加しました。

[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊が参加する国際海軍演習『AMAN-2017』の海上での実地段階が始まった]

今回の記事では、「10年ぶりにNATOとの合同演習へ参加する」と書かれていますが、これは、黒海艦隊の艦が複数のNATO加盟国海軍との合同演習へ参加するのが10年ぶりという事のようです。

前回の2011年6月にスペイン沖で実施された演習『ボールド・モナーク-2011』には、黒海艦隊潜水艦「アルローサ」が参加しました。

[ポンプジェット潜水艦アルローサは黒海へ戻る]
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