ロシア海軍北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフは大将に昇進した
- カテゴリ:ロシア北方艦隊(2020年-)

『タス通信』より
2020年12月10日23時23分配信
【プーチンは北方艦隊司令官モイセーエフへ大将の階級を授けた】
モスクワ、12月10日/タス通信
大統領ウラジーミル・プーチンは、北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフへ大将の軍事階級を授ける法令へ署名した。
対応する法令は、木曜日に法律情報公式インターネットポータルで公開された。
更に、北東軍集団司令官アレクサンドル・ユダシェフは中将の階級を得た。
アレクサンドル・モイセーエフは、ロシアの軍事指導者であり、ロシア英雄(2011年)である。
北方艦隊潜水部隊司令官(2012年~2016年)
北方艦隊参謀長兼第1副司令官(2016年~2017年)
ロシア連邦軍参謀本部次長(2017年~2018年)
黒海艦隊司令官(2018年~2019年)
2019年から北方艦隊司令官。
アレクサンドル・アレクセーヴィチ・モイセーエフは、1962年4月16日にカリーニングラード州グヴァルジェイスキー地域のボルスコエ集落で生まれました。
1981年には徴兵されてウラル軍管区の兵士として勤務し、1982年にレニングラード(現サンクトペテルブルク)のA.S.ポポフ記念電波電子海軍高等学校へ入学し、1987年に卒業しました。
少尉任官後、北方艦隊の戦略用途原子力水中ロケット巡洋艦K-117「ブリャンスク」へ配属されました。
1994年には戦略用途原子力水中ロケット巡洋艦K-18「カレリア」へ転属し、1995年7月にはK-117「ブリャンスク」副長に任命されました。
1997年11月から2001年7月まで戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦K-407「ノヴォモスコフスク」の艦長を務め、1998年7月7日には弾道ミサイルR-29RMをベースにしたロケット「シチーリ」で、ドイツの人工衛星2基の打ち上げに成功しています。
2003年にソ連邦海軍元帥N.G.クズネツォフ記念海軍アカデミーを卒業しました。
2003年6月に北方艦隊の第31潜水艦師団参謀長に任命され、2006年8月には第12潜水戦隊副司令官に任命されました。
2007年8月から2009年8月まで第31潜水艦師団司令官を務め、2008年9月には、戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦K-44「リャザン」の太平洋艦隊への回航の指揮官も務めました。
[デルタIII型戦略原潜「リャザン」、太平洋艦隊へ回航 ]
2011年2月14日にロシア連邦英雄称号を受けました。
2009年にロシア連邦軍参謀本部軍事アカデミーへ入学し、2011年春に卒業した後、2011年6月から2012年4月まで北方艦隊潜水艦部隊副司令官を務め、その後、司令官に昇格しました。
2013年2月20日に少将へ昇進し、2015年6月11日は中将に昇進しました。
2016年4月5日には北方艦隊参謀長、2017年11月22日にはロシア連邦軍参謀本部次長に任命されています。
2018年6月、黒海艦隊司令官に任命されました。
[アレクサンドル・モイセーエフ中将はロシア海軍黒海艦隊司令官に任命された]
2019年5月3日付で北方艦隊司令官に任命されました。
[ニコライ・エフメノフ大将はロシア海軍総司令官に就任した]
2020年12月10日付で大将に昇進しました。
- 関連記事
スポンサーサイト