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空母ヴィクラマーディティヤの航海試験準備は2月1日より始まる

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
【「ヴィクラマーディティヤ」のロシア人乗員は2月1日から艦の試験準備を始める】
2013年1月21日

インド軽航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」ロシア人乗員は、2月1日より艦内へ移住し、航海試験の新たな段階と、その後の国家受領試験に取り掛かる為の準備を始める。
『中央海軍ポータル』は、北方艦隊の情報提供者より伝えられた。

軽航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」インド人乗員の指揮官スラージ・ベリーは、最近、准将に昇進した。
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1月末には乗組員の一部がセヴェロドヴィンスクへ到着し、軽航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」への兵装及び各種機器の受け入れと習熟作業に取り掛かる。

インド人乗員は、昨年夏に行なわれた同艦の白海及びバレンツ海での試験に参加し、2012年12月下旬にインドへ帰った。

以前に報じられたように、海上で生じた問題と航空母艦に設置されているボイラーの故障により工場航海試験プログラムは中止され、艦は、欠陥を除去する為、北方機械製造組合(セヴマシュ)岸壁に戻った。

動力装置の故障にも拘らず、昨年8月、同艦の艦載装備である航空機複合体の試験は成功裏に実施された。
艦上戦闘機MiG-29Kは飛行活動を行ない、艦上航空機器装置の動作が点検された。

艦の修理作業が完了した後、2013年初夏に航海試験は再開される。
発注者への同艦の引き渡し時期は2013年末とする事でインド側との最終合意に達した。


[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]

「ヴィクラマーディティヤ」ロシア人乗員というのは、ロシア北方艦隊所属の重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」乗組員です。
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2012年12月に就役する筈だったインド空母「ヴィクラマーディティヤ」(旧ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)ですが、航海試験中にボイラーが損傷し、引き渡し時期が延期される事になりました。
[空母ヴィクラマーディティヤ、引渡し延期?]

「ヴィクラマーディティヤ」は、残り5基のボイラーで23ノットまで出すことは可能であり、自力でセヴェロドヴィンスクへ向かいました。
[空母ヴィクラマーディティヤは23ノットでセヴェロドヴィンスクへ向かっている]

そして、「ヴィクラマーディティヤ」に使われた耐火レンガなどに問題が在る事が明らかにされました。
[空母ヴィクラマーディティヤに使われている外国製品に問題が生じた]
[中国はロシアへの耐火レンガ輸出を否定した]

「ヴィクラマーディティヤ」の引き渡しは2013年末になるようです。
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年10-12月にインドへ引き渡される]
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年末にインドへ引き渡される]

問題の耐火レンガは、結局アスベストに変更される事になりました。
[インドは空母ヴィクラマーディティヤのボイラーへのアスベスト使用に同意した]

「ヴィクラマーディティヤ」の海洋試験は2013年初夏(7月3日?)に再開されます。
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年7月3日から再び航海試験を開始する]
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年初夏に航海試験を再開する]
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なお、日本では、「ヴィクラマーディティヤ」引渡し延期に関し、インドはロシアへ違約金を科すなどという噂が流布されていますが、これはデマである事が明らかにされています。
[インドは空母ヴィクラマーディティヤ引渡し延期の違約金を請求しない]
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