ロシア海軍太平洋艦隊航空隊のカムチャツカの飛行場へ4機目の近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMが配備された
- カテゴリ:高空迎撃戦闘機MiG-31

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年12月19日6時55分配信
【太平洋艦隊海上航空隊へ更なる1機の近代化された迎撃戦闘機MiG-31BMが補充された】
カムチャツカのロシア北東軍集団の海上航空隊の駐留飛行場へ、更なる1機の高空迎撃戦闘機MiG-31BMが修理及び近代化の後に復帰した。
勤務へ就く場所まで戻るのに、迎撃戦闘機は距離8000キロメートル以上の移動飛行を行なった。
飛行場でMiG-31BM乗員は、カムチャツカの太平洋艦隊海上航空隊の司令部及び要員に出迎えられた。
これは、カムチャツカの軍集団の海上航空隊を強化する為に高度の近代化が行なわれた4機目の迎撃戦闘機となった。
工場での修理及び近代化中、航空機の航空電子機器及び電波電子システムは更新され、戦術特性は向上し、その戦闘能力は著しく増大した。
[高空迎撃戦闘機MiG-31(ロシア太平洋艦隊)]

カムチャツカ半島のエリゾヴォ飛行場には、太平洋艦隊海軍航空隊の迎撃戦闘機MiG-31が駐留しています。
エリゾヴォ基地

エリゾヴォ基地のMiG-31




このMiG-31は、元々はロシア防空軍の第865独立戦闘機航空連隊(1989年にSu-15からMiG-31へ機種改編)に所属していたのですが、防空軍が空軍と合併した後の1998年7月1日に海軍航空隊へ移管されました。
その後、第865独立戦闘機航空連隊は廃止され、第317混成航空連隊の下の1個飛行隊へ改編されました。
現在は、30機程度のMiG-31が配備されています。
現在、ロシア航空宇宙軍のMiG-31は、電子機器を換装し、対地/対艦ミサイルの運用能力を付与するMiG-31BMへの近代化改修を行なっています。
太平洋艦隊海軍航空隊所属のMiG-31もMiG-31BMへ改修される事になり、2019年2月20日に最初の2機がカムチャツカのエリゾヴォ飛行場へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊へ近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMが配備された]
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊は近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの慣熟訓練を進めている]
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊は近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの飛行訓練を行なっている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは空中戦闘訓練を行なった]
2020年2月8日、次のMiG-31BMがエリゾヴォへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊へ高空迎撃戦闘機MiG-31BMが配備された]
2020年12月1日、数機のMiG-31BMがチュクチ半島のアナドイル空港へ展開し、戦闘当直任務、つまりスクランブル待機に就きました。


[ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMはチュクチ半島で戦闘当直に就いた]
[ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31はベーリング海でアメリカ空軍の戦略偵察機RC-135に対するスクランブル発進を行なった]
2020年12月19日、4機目のMiG-31BMがエリゾヴォへ到着しました。
現在の所、太平洋艦隊海軍航空隊では、第317混成航空連隊の下に1個飛行隊が配備されているMiG-31ですが、今後は更なる1個飛行隊が増強される事になるようです。
[カムチャツカに駐留するロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31は増強される]
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