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最新鋭多機能後方支援船フセヴォロド・ボブロフは2021年前半にロシア海軍へ就役する

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年12月21日10時46分配信
【後方支援船「フセヴォロド・ボブロフ」の引き渡し時期が伝えられた】

海軍へのプロジェクト23120後方支援船「フセヴォロド・ボブロフ」の引き渡しは、2021年前半に予定されている。
ロシア連邦国防省広報サービスが伝えたように、軍当局の次官アレクセイ・クリヴォルチコは『北方造船所』への訪問中に表明した。


更に彼は、同社は、受注品の引き渡しの為の国家試験実施の全ての期限を遵守し、作業は確立されたスケジュールに沿って実行される事を指摘した。

「フセヴォロド・ボブロフ」プロジェクト23120の2番船であり、『北方造船所』で2013年に起工され、2016年11月に進水した。
航行試験開始は12月前半に計画されていた。

プロジェクト23120のトップ船「エリブルス」は、2018年に北方艦隊統合戦略司令部補助艦隊支援サービス船支隊へ補充された事が想い起こされる。

[『Mil.Press FlotProm』参照]
プロジェクト23120船
は、沿岸への貨物の輸送、積載、保管、移管の為に意図されている。
クレーン設備動態位置決定システムのお陰により、補給船は無設備の埠頭の岸壁及び外海で積載操作を行なえる。
排水量-9500トン、船体長-95メートル、幅-22メートル、吃水-9メートル。
速力-18ノット、航続距離-5000海里、自立行動期間-60日。

同プロジェクト船は曳船としての機能を果たし、遭難した艦船への援助を行なう事が可能である。
更に、気密室を備えた潜水夫複合体を装備する。
砕氷クラスArc4は、砕氷船の支援無しで北極緯度での移動を可能にする。



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プロジェクト23120多機能後方支援船の2番船MB-75は、2013年12月19日にサンクトペテルブルク『北方造船所』で起工されました。
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2015年2月5日に「フセヴォロド・ボブロフ」と改名されました。

2016年11月14日に進水しました。
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その後、岸壁で艤装作業が進められました。
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「フセヴォロド・ボブロフ」の洋上試験は、2020年12月初頭にバルト海で開始される予定でしたが、延期されました。
[ロシア海軍の最新鋭多機能後方支援船フセヴォロド・ボブロフは洋上試験の準備を進めている]

「フセヴォロド・ボブロフ」は、2021年前半、つまり2021年6月末までにロシア海軍への引き渡しが予定されています。
就役後は黒海艦隊へ配備されます。


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プロジェクト23120の1番船「エリブルス」は2018年4月9日に就役しました。
[プロジェクト23120多機能後方支援船エリブルスはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

2019年2月~7月にはフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」と共に世界一周航海を行ないました。
[フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"遠距離航海(2019年2月-7月)]

プロジェクト23120の3番船「カピタン・シェフチェンコ」は2014年7月24日に起工されており、太平洋艦隊への配備が予定されています。
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