プロジェクト20380コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊に編入された
本日(2020年12月25日)、プロジェクト20380コルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」はロシア連邦海軍へ就役しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年12月24日6時18分配信
【最新コルベット「アルダル・ツィジェンジャポフ」は太平洋艦隊へ含まれた】
ウラジオストク、12月25日-ロシア通信社ノーボスチ
太平洋艦隊の為に建造された最新のプロジェクト20380コルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」で、金曜日に海軍旗掲揚式典が開催された。
『ロシア通信社ノーボスチ』は太平洋艦隊広報サービスより伝えられた。
艦は『アムール造船工場』で建造された。
7月に輸送進水ドック「ゼーヤ」でコルベットはコムソモリスク・ナ・アムーレからウラジオストクへ送り届けられ、艦のシステム、メカニズム、兵器の試験の為、10回以上出航した。
前日に太平洋艦隊は、コルベットの国家試験プログラムは完了したと発表した。
「聖アンドレイ旗は新たなコルベットへ掲揚されました。
太平洋艦隊司令官セルゲイ・アヴァキャンツは指示書を読み上げ、艦の乗組員を祝福し、ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフの偉業を想い起こし、息子を育てた両親に感謝しました」
対談者は話した。
彼は、式典にはツィジェンジャポフの両親と叔母がブリヤートから到着した事を指摘した。
これに加え、『アムール造船工場』の最も優秀な代表へ賞状が授与された。
「アルダル・ツィジェンジャポフ」は、太平洋艦隊へ補充される第3のプロジェクト20380多目的警備艦である。
それは、2010年9月に自身の生命を犠牲にして太平洋艦隊の駆逐艦「ブイストルイ」の機関室の火災の拡大を防ぎ、死後にロシア連邦英雄の称号を授与された19歳の水兵アルダル・ツィジェンジャポフに敬意を表して命名された。

艦の満載排水量は2200トン、速力-27ノット、航続距離-4000海里。

現在、ロシア極東方面のコムソモリスク・ナ・アムーレ市の『アムール造船工場』では、太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベットの建造が進められています。
1隻目の「ソヴェルシェーンヌイ」(333、2006年6月30日起工、2015年5月22日進水)は、2017年7月20日に就役しました。

[コムソモリスク・ナ・アムーレで建造された最初の新世代コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
2隻目の「グロームキー」(335、2012年4月20日起工、2017年7月28日進水)は、2018年12月25日に就役しました。

[プロジェクト20380コルベット"グロームキー"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
3隻目の「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は、2015年7月22日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト20380コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はコムソモリスク・ナ・アムーレで起工された]
2019年9月12日に造船台を出渠(進水)しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は造船台を出た]
なお、『アムール造船工場』では、コルベットの進水式典の際、シャンパンを割る女性として、同社職員から「コルベットの花嫁」が選ばれていますが、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」の「花嫁」は、2019年3月に選定されています。
「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」の乗組員は、2020年初頭からサンクトペテルブルクの海軍訓練センターで新型コルベットを操作する為の訓練を受け、2020年5月13日に『アムール造船工場』へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"の乗組員はコムソモリスク・ナ・アムーレに到着した]
2020年6月3日、浮きドックへ載せられた「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は、コムソモリスク・ナ・アムーレからウラジオストクへ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はウラジオストクへ向かった]

6月16日にウラジオストクへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はウラジオストクへ到着した]
6月19日に浮きドックから出渠し、ウラジオストクの『アムール造船工場』艤装岸壁へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は輸送浮きドックを出た]
その後、ウラジオストクの艤装岸壁で最終艤装と係留試験が行なわれ、8月初頭に完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はウラジオストクでの係留試験を完了し、日本海での洋上試験の準備を始めた]

9月30日、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は、日本海で洋上試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は日本海で洋上試験を開始した]
洋上試験の第1段階を終えた「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は、10月8日にウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は日本海での洋上試験の第1段階を完了した]
10月下旬に洋上試験を再開しました。
10月26日には日本海で砲撃試験を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は日本海で砲撃試験を行なった]
その後も100mm砲A-190-01の射撃試験は続けられました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は日本海で100mm砲を発射した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は日本海で艦砲の試射を続けている]
11月14日にはヘリコプターの発着艦試験を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はヘリコプターの発着艦試験を行なった]
11月15日にはロシア航空宇宙軍の戦闘機Su-35S、MiG-31BM、太平洋艦隊航空隊の対潜哨戒機Tu-142、Il-38の協力により、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」の電波電子機器の動作点検を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は電波電子機器の動作点検を行なった]
11月25日には対艦ミサイル「ウラン」の発射試験を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は対艦ミサイル"ウラン"の発射試験を行なった]
翌11月26日には対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」(324mm短魚雷)の発射試験を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は日本海で対潜/対魚雷複合体パケート-NKの発射試験を行なった]
12月2日にはピョートル大帝湾のジェルトゥヒナ島で陸上目標への艦砲射撃を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はピョートル大帝湾で地上目標への艦砲射撃を行なった]
12月17日には、小型ロケット艦「イネイ」が発射した対艦ミサイル「マラヒート」を100mm砲A-190-01で撃墜しました。

これで「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」の洋上試験は完了しました。
[最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"の洋上試験は完了し、2020年12月25日にロシア海軍へ就役する]
2020年12月25日、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」(339)で聖アンドレイ旗初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊に編入されました。

艦名の元となったアルダル・バトロヴィチ・ツィジェンジャポフ氏は、1991年8月4日にアガ・ブリヤート自治管区で生まれました。
中等学校をトップで卒業した後、当初は大学へ進学するつもりでしたが、気が変わり、海軍軍人だった祖父の後をついでロシア海軍への入隊を決意しました。
しかし、身長と体重で不適格と判断され、結局、2009年11月に徴兵として海軍へ入り、太平洋艦隊の駆逐艦「ブイストルイ」へ配属されました。

彼は、今度は1年間の徴兵期間満了後に契約軍人として海軍へ留まる事を考えました。
そして、1年間の徴兵期間満了を迎える前の2010年9月24日、沿海地方のフォーキノからカムチャツカへの移動を準備していた「ブイストルイ」の機関室で燃料パイプに引火して小規模な火災が発生しました。
アルダル・ツィジェンジャポフ水兵は火の中に飛び込み、火災を消し止めましたが、重度の火傷を負いました。
ウラジオストクの海軍病院へ搬送されましたが、4日後の9月28日に19歳の生涯を閉じました。
彼の献身的な行動により、駆逐艦「ブイストルイ」は大事故を未然に防ぐことが出来ました。
2010年11月16日、アルダル・ツィジェンジャポフ水兵はロシア連邦英雄に列せられました。

4隻目の「リェーズキー」は、2016年7月1日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"はコムソモリスク・ナ・アムーレ造船所で起工された]
就役は2021年に予定されています。
[最新コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は2020年、"リェーズキー"は2021年にロシア海軍へ就役する]
今後、『アムール造船工場』では、太平洋艦隊向けとして、更にプロジェクト20380コルベット2隻とプロジェクト20385コルベット4隻が建造されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の4隻のプロジェクト20385コルベットと2隻のプロジェクト20380コルベットの建造契約が締結された]
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年12月24日6時18分配信
【最新コルベット「アルダル・ツィジェンジャポフ」は太平洋艦隊へ含まれた】
ウラジオストク、12月25日-ロシア通信社ノーボスチ
太平洋艦隊の為に建造された最新のプロジェクト20380コルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」で、金曜日に海軍旗掲揚式典が開催された。
『ロシア通信社ノーボスチ』は太平洋艦隊広報サービスより伝えられた。
艦は『アムール造船工場』で建造された。
7月に輸送進水ドック「ゼーヤ」でコルベットはコムソモリスク・ナ・アムーレからウラジオストクへ送り届けられ、艦のシステム、メカニズム、兵器の試験の為、10回以上出航した。
前日に太平洋艦隊は、コルベットの国家試験プログラムは完了したと発表した。
「聖アンドレイ旗は新たなコルベットへ掲揚されました。
太平洋艦隊司令官セルゲイ・アヴァキャンツは指示書を読み上げ、艦の乗組員を祝福し、ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフの偉業を想い起こし、息子を育てた両親に感謝しました」
対談者は話した。
彼は、式典にはツィジェンジャポフの両親と叔母がブリヤートから到着した事を指摘した。
これに加え、『アムール造船工場』の最も優秀な代表へ賞状が授与された。
「アルダル・ツィジェンジャポフ」は、太平洋艦隊へ補充される第3のプロジェクト20380多目的警備艦である。
それは、2010年9月に自身の生命を犠牲にして太平洋艦隊の駆逐艦「ブイストルイ」の機関室の火災の拡大を防ぎ、死後にロシア連邦英雄の称号を授与された19歳の水兵アルダル・ツィジェンジャポフに敬意を表して命名された。

艦の満載排水量は2200トン、速力-27ノット、航続距離-4000海里。

現在、ロシア極東方面のコムソモリスク・ナ・アムーレ市の『アムール造船工場』では、太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベットの建造が進められています。
1隻目の「ソヴェルシェーンヌイ」(333、2006年6月30日起工、2015年5月22日進水)は、2017年7月20日に就役しました。

[コムソモリスク・ナ・アムーレで建造された最初の新世代コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
2隻目の「グロームキー」(335、2012年4月20日起工、2017年7月28日進水)は、2018年12月25日に就役しました。

[プロジェクト20380コルベット"グロームキー"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
3隻目の「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は、2015年7月22日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト20380コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はコムソモリスク・ナ・アムーレで起工された]
2019年9月12日に造船台を出渠(進水)しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は造船台を出た]
なお、『アムール造船工場』では、コルベットの進水式典の際、シャンパンを割る女性として、同社職員から「コルベットの花嫁」が選ばれていますが、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」の「花嫁」は、2019年3月に選定されています。
「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」の乗組員は、2020年初頭からサンクトペテルブルクの海軍訓練センターで新型コルベットを操作する為の訓練を受け、2020年5月13日に『アムール造船工場』へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"の乗組員はコムソモリスク・ナ・アムーレに到着した]
2020年6月3日、浮きドックへ載せられた「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は、コムソモリスク・ナ・アムーレからウラジオストクへ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はウラジオストクへ向かった]

6月16日にウラジオストクへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はウラジオストクへ到着した]
6月19日に浮きドックから出渠し、ウラジオストクの『アムール造船工場』艤装岸壁へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は輸送浮きドックを出た]
その後、ウラジオストクの艤装岸壁で最終艤装と係留試験が行なわれ、8月初頭に完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はウラジオストクでの係留試験を完了し、日本海での洋上試験の準備を始めた]

9月30日、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は、日本海で洋上試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は日本海で洋上試験を開始した]
洋上試験の第1段階を終えた「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は、10月8日にウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は日本海での洋上試験の第1段階を完了した]
10月下旬に洋上試験を再開しました。
10月26日には日本海で砲撃試験を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は日本海で砲撃試験を行なった]
その後も100mm砲A-190-01の射撃試験は続けられました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は日本海で100mm砲を発射した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は日本海で艦砲の試射を続けている]
11月14日にはヘリコプターの発着艦試験を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はヘリコプターの発着艦試験を行なった]
11月15日にはロシア航空宇宙軍の戦闘機Su-35S、MiG-31BM、太平洋艦隊航空隊の対潜哨戒機Tu-142、Il-38の協力により、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」の電波電子機器の動作点検を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は電波電子機器の動作点検を行なった]
11月25日には対艦ミサイル「ウラン」の発射試験を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は対艦ミサイル"ウラン"の発射試験を行なった]
翌11月26日には対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」(324mm短魚雷)の発射試験を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は日本海で対潜/対魚雷複合体パケート-NKの発射試験を行なった]
12月2日にはピョートル大帝湾のジェルトゥヒナ島で陸上目標への艦砲射撃を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はピョートル大帝湾で地上目標への艦砲射撃を行なった]
12月17日には、小型ロケット艦「イネイ」が発射した対艦ミサイル「マラヒート」を100mm砲A-190-01で撃墜しました。

これで「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」の洋上試験は完了しました。
[最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"の洋上試験は完了し、2020年12月25日にロシア海軍へ就役する]
2020年12月25日、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」(339)で聖アンドレイ旗初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊に編入されました。

艦名の元となったアルダル・バトロヴィチ・ツィジェンジャポフ氏は、1991年8月4日にアガ・ブリヤート自治管区で生まれました。
中等学校をトップで卒業した後、当初は大学へ進学するつもりでしたが、気が変わり、海軍軍人だった祖父の後をついでロシア海軍への入隊を決意しました。
しかし、身長と体重で不適格と判断され、結局、2009年11月に徴兵として海軍へ入り、太平洋艦隊の駆逐艦「ブイストルイ」へ配属されました。

彼は、今度は1年間の徴兵期間満了後に契約軍人として海軍へ留まる事を考えました。
そして、1年間の徴兵期間満了を迎える前の2010年9月24日、沿海地方のフォーキノからカムチャツカへの移動を準備していた「ブイストルイ」の機関室で燃料パイプに引火して小規模な火災が発生しました。
アルダル・ツィジェンジャポフ水兵は火の中に飛び込み、火災を消し止めましたが、重度の火傷を負いました。
ウラジオストクの海軍病院へ搬送されましたが、4日後の9月28日に19歳の生涯を閉じました。
彼の献身的な行動により、駆逐艦「ブイストルイ」は大事故を未然に防ぐことが出来ました。
2010年11月16日、アルダル・ツィジェンジャポフ水兵はロシア連邦英雄に列せられました。

4隻目の「リェーズキー」は、2016年7月1日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"はコムソモリスク・ナ・アムーレ造船所で起工された]
就役は2021年に予定されています。
[最新コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は2020年、"リェーズキー"は2021年にロシア海軍へ就役する]
今後、『アムール造船工場』では、太平洋艦隊向けとして、更にプロジェクト20380コルベット2隻とプロジェクト20385コルベット4隻が建造されます。
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