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ロシア海軍北方艦隊は2021年1月1日からロシア連邦軍の軍管区となった

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『タス通信』より
2021年1月1日6時10分配信
【北方艦隊は軍管区の地位を得た】
モスクワ、1月1日/タス通信

北方艦隊は、軍管区と同等の地位になる。
対応するロシア大統領ウラジーミル・プーチンの法令は、2021年1月1日から効力を発揮する。

文書に依れば、北方艦隊は、ロシア連邦軍軍種間戦略領域統合部隊となり、軍管区の任務を遂行する。
それには「ロシア領の保全と不可侵を保護する為の措置の実行」が含まれる。

これまでに大統領ロシア連邦軍事行政部門に関する法令へ署名しており、それによると、北方艦隊コミ共和国アルハンゲリスク州及びムルマンスク州ネネツ自治管区の領域を持つ。
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以前の2010年のロシア連邦大統領令によると、これらの地域は西方軍管区に含まれていた。

今の北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフ大将によると
「艦隊の担当境界は、これらの領域を遠く離れて拡大しており、北氷洋の島嶼と海、更には大西洋の大部分も含まれています」
モイセーエフ
が話したように、北方艦隊は今日、その担当ゾーンで国家の軍事的安全性を保障する為の任務を成功裏に遂行する為に必要な全てを持っている。

2020年、北方艦隊は、ロシア北方境界線の安全保障を確実にし、北極地域の安定性を保証する為の準備を整えている事を確認した。
その活動結果を要約し、昨年の艦隊の艦船の航海、航空隊の飛行の地理は、4つの大洋の全ての海に及んだ事が指摘された。
海軍歩兵及び自動車化射撃兵は、厳しい北方条件下のフランツ・ヨシフ諸島からチュクチまでの沿岸及び島嶼で訓練を行ない、そして対空防衛部隊の将兵は、北極方面の空中境界線の防護を確実に保障した。
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艦隊主要基地は、ムルマンスク州セヴェロモルスク市である。
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駐留所は、ヴィジャエヴォ、ガジエヴォ、グレミハ、ザーパドナヤ・リツァ、ポリャールヌイ(全てムルマンスク州)、更にアルハンゲリスク州のセヴェロドヴィンスク市では白海海軍基地が機能している。
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昨年(2020年)まで、ロシア連邦軍は、4つの軍管区で構成されていました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
【西方軍管区】
【南方軍管区】
【中央軍管区】
【東方軍管区】

ロシア海軍の各艦隊も、これらの軍管区に含まれています。
太平洋艦隊:東方軍管区
バルト艦隊:西方軍管区
黒海艦隊:南方軍管区
カスピ小艦隊:南方軍管区


北方艦隊は、以前には西方軍管区に含まれていたのですが、2014年12月1日に北極圏統合戦略司令部として独立しました。
[ロシア連邦軍北極圏統合戦略司令部が設立された]

『ロシア連邦国防省公式サイト』でも、事実上、第5の軍管区扱いとなっています。
【北方艦隊】

2021年1月1日から、北方艦隊は完全に軍管区と同等の扱いとなりました。
[ロシア海軍北方艦隊は2021年1月1日から正式に独立軍事管理単位となる]
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