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ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはシリアのタルトゥース港で乗組員の錬成訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年1月19日10時22分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」及び小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の乗組員は地中海で錬成任務へ移行した】

黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」及び小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の乗組員は、用途上の任務を遂行する為の艦の乗組員の認可システムの毎年の初めの段階である錬成任務K-1へ移行した。

活動は、地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊の戦闘訓練計画に沿って実施された。

錬成任務への移行中、船員は、物資-技術サービス供給所へ停泊した艦の戦闘及び航海の為の艦の準備、対空防衛、ダメージコントロールの様々な艦上演習を実施した。

更にフリゲート及び小型ロケット艦の要員は、港へ停泊している艦の対水中工作防衛行動の実施手順へ取り組み、艦へ武器と弾薬を受け入れ、艦の兵器及びメカニズムを整備する為の基準を満たした。

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は2020年12月から、小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は2020年11月から、地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊の一員として指示された任務を遂行している。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」(609、2018年6月1日就役)は、2020年11月下旬にセヴァストーポリを出航、11月24日にボスポラス海峡を南下し、地中海東部へ向かいました。
「ヴイシニー・ヴォロチョーク」地中海東部へ行くのは2回目です。
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは地中海東部へ行く]

2020年12月24日にシリアタルトゥース港で実施されたロシア海軍シリア海軍の合同演習へ参加しました。
[ロシア海軍とシリア海軍はタルトゥース港で合同演習を実施した]


プロジェクト11356Rフリゲート1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」(494、2016年3月11日就役)は、2020年12月下旬にセヴァストーポリを出航、12月24日にボスポラス海峡を南下し、地中海東部へ向かいました。
「アドミラル・グリゴロヴィチ」地中海東部へ行くのは、これで通算9回目となります。

[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部(シリア沖)へ行く]

2021年1月11日に地中海東部で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部で対空戦闘訓練を行なった]


この2隻は、2021年1月19日から港内へ停泊した状態での乗組員の各種訓練(錬成任務K-1)を開始しました。

今回の黒海艦隊広報部発表では、具体的な場所には触れられておらず、「物資-技術サービス供給所」としか述べられていませんが、地中海沿岸のロシア海軍「物資-技術サービス供給所」は、シリアタルトゥース港しか有りません。
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現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「スタールイ・オスコル」
2020年12月下旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2020年12月下旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」2020年11月末から地中海東部に滞在
哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」:2021年1月中旬から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「サラトフ」:2021年1月中旬から地中海東部に滞在
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海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」2020年12月初頭から地中海東部に滞在
中型偵察艦「プリアゾヴィエ」:2020年12月初頭から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」:2020年6月中旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「クルサント・キロヴェツ」:2020年10月中旬から地中海東部に滞在

[バルト艦隊]
コルベット「ストイーキー」
2021年1月初頭から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「コラ」:2021年1月初頭から地中海東部に滞在
海洋曳船「ヤーコフ・グレベリスキー」:2021年1月初頭から地中海東部に滞在
工作船PM-822020年12月下旬から地中海東部に滞在
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