ブヤン-M小型ロケット艦グライヴォロンは2021年1月30日にロシア海軍へ就役する

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア黒海艦隊広報サービス発表
【2021年1月30日-小型ロケット艦「グライヴォロン」の黒海艦隊への受け入れ式典(セヴァストーポリ市)】
セヴァストーポリでは、小型ロケット艦「グライヴォロン」の黒海艦隊への受け入れに捧げられる行事が行なわれ、艦への聖アンドレイ旗掲揚式典が開催され、会合には黒海艦隊司令部の代表、黒海艦隊の軍人及び退役将兵が参加する。
報道陣には艦を訪れ、その機器と乗組員の生活条件を知るる機会が提供される。
小型ロケット艦「グライヴォロン」は近代化された「ブヤンーM」シリーズの9番艦であり、黒海艦隊の為に建造された。
同プロジェクト艦は増大した排水量と最新の高精度長距離ミサイル兵器~海上および沿岸の目標の撃破の為に意図されている汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」を有する。
プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の9番艦「グライヴォロン」は、ロシア内陸部ゼレノドリスクの『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2015年4月10日に起工されました。
[ロシア海軍の小型ロケット艦グライヴォロンは2015年4月10日に起工される]
2020年3月下旬までに黒海艦隊から乗組員が集められました。
[ロシア海軍黒海艦隊はブヤン-M級小型ロケット艦グライヴォロンとカラクルト級小型ロケット艦ツィクロンの乗組員を編成した]
2020年4月に進水しました。
2020年6月10日に造船所の岸壁で係留試験を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンは係留試験を開始した]
「グライヴォロン」は7月31日に造船所の岸壁を離れ、ロシア内陸水路経由でノヴォロシースクへ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンはノヴォロシースクへ向かった]


8月17日にノヴォロシースクへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンはノヴォロシースクへ到着した]

その後、ノヴォロシースクで消磁作業が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンはノヴォロシースクで消磁作業を行なった]
9月19日、「グライヴォロン」はノヴォロシースクを出航し、黒海で洋上試験を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンは黒海で洋上試験を開始した]
9月29日にはセヴァストーポリへ入港しました。


その後も「グライヴォロン」の洋上試験は続けられ、2021年1月21日までに完了し、セヴァストーポリへ戻りました。

そして2021年1月30日、「グライヴォロン」の正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典がセヴァストーポリで開催される事になりました。
現在、黒海艦隊には3隻のプロジェクト21631小型ロケット艦~「ヴイシニー・ヴォロチョーク」、「オレホヴォ・ズエヴォ」、「イングシェチア」~が配備されていますが、最終的には、計6隻(この他に「グライヴォロン」、「ナロ・フォミンスク」、「スタヴロポリ」の3隻)となります。
- 関連記事
スポンサーサイト