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ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクはクロンシュタットへ行く

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『タス通信』より
2021年2月1日18時17分配信
【潜水艦「ノヴォロシースク」はシリア沖での勤務の後、修理の為にバルト海へ去った】
モスクワ、2月1日/タス通信

黒海艦隊プロジェクト636.3潜水艦「ノヴォロシースク」は、シリア沖での当直の後にバルト海工場の1つで修理を行なう。
月曜日に『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「ノヴォロシースクは地中海のロシア海軍常設作戦連合部隊の一員としての戦闘勤務を完了し、計画修理の為にバルト海へ向かっています」
対談者は明らかにした。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

以前、地中海戦隊の一員だった潜水艦「ノヴォロシースク」は、以前にクロンシュタット海洋工場で修理を行なった同型潜水艦「スタールイ・オスコル」と交代すると伝えられた。
そのペアを構成するのは潜水艦「クラスノダール」である。

『アドミラルティ造船所』(『統合造船業営団』へ加入)は、以前に黒海艦隊の為に6隻のプロジェクト636.3潜水艦を建造した。
これらの潜水艦の内の何隻かは、地中海戦隊の一員として滞在していた時にシリアテロリストを目標として有翼ミサイル「カリブル-PL」による打撃を何度も与えた。



黒海艦隊向けプロジェクト06363潜水艦の1番艦B-261「ノヴォロシースク」は、2010年8月20日にサンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」で起工され、2013年11月28日に進水し、2014年8月22日に正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役しました。
[黒海艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクはロシア海軍へ就役した]

2015年9月28日にセヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のプロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクはセヴァストーポリへ到着した]

その後は黒海内で行動し、2017年10月6日には有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクとロストフ・ナ・ドヌーは黒海で巡航ミサイル"カリブル"発射訓練を行なった]

その後も黒海で行動していた「ノヴォロシースク」ですが、2019年12月4日にボスポラス海峡を通過し、その後、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクは地中海へ入る]

以後、地中海東部に留まり、2020年7月26日の『ロシア海軍の日』には、シリアタルトゥース港の観艦式へ参加しました。

[シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた]

その後も地中海東部に滞在しており、10月16日には艦内での外科手術訓練が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクは地中海で外科手術の訓練を行なった]

11月初頭にはシリアタルトゥース港でダメージコントロール訓練を行ないました。

[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクはシリアのタルトゥース港でダメージコントロール訓練を行なった]

2021年1月に地中海東部を離れ、オーバーホールを行なう為にバルト海沿岸のクロンシュタットへ向かいました。


記事中で触れられていますが、クロンシュタットでオーバーホールを行なっていた同型艦・06363の3番艦「スタールイ・オスコル」は、2020年12月下旬に地中海東部へ戻っています。

この他、06363の4番艦「クラスノダール」が2020年7月末からクロンシュタットでオーバーホールを行なっており、2021年初めには地中海東部へ戻ります。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦クラスノダールは2021年初頭から1年間地中海東部に滞在する]

06363の2番艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は2020年10月31日にクロンシュタットへ到着し、現在はサンクトペテルブルクアドミラルティ造船所でオーバーホールが行なわれています。
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06363の5番艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」と6番艦「コルピノ」黒海に居ます。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは黒海で演習を行なった]
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