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プーチン大統領はロシア海軍3艦隊合同演習についての報告を受けた

ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、2013年1月19日から地中海と黒海で開始されたロシア海軍3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)合同大規模演習についての報告を受けました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は黒海と地中海で始まった]


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『ロシア通信社ノーボスチ』より
【ショイグとゲラシモフは地中海演習についてプーチンに話した】
モスクワ、1月29日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦国防長官セルゲイ・ショイグ参謀本部総長ワレーリー・ゲラシモフは、地中海エリアの戦略演習についてウラジーミル・プーチン大統領に報告した。

「演習のステージの一つは完了しました。
大規模演習には、海軍の全ての艦隊が参加しました。
遠距離航空隊のフライトに関する部分は完了しました」

ショイグは、プーチンとの会合で話した。

ゲラシモフは、戦略航空隊のフライトが黒海及びバルト海エリア、更にはノルウェー海及び北東大西洋エリアで実施されたと伝えた。

「フライトにおいては、戦闘機部隊を随伴させて空中給油が実施されました。
全ての任務を実行し、クルーは基地へ戻りました。
この演習の活動段階は、地中海及び黒海エリアにおいて29日及び30日に予定されています。
現在、この演習の計画の枠内における訓練活動は全て実施されます」

参謀本部総長は述べた。

この10年間で最大のロシア海軍艦隊間グループ演習は、黒海及び地中海エリアで1月19日に開始された。
演習には、黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊の戦闘艦:親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、警備艦「スメトリーヴイ」、「ヤロスラフ・ムードルイ」、大型揚陸艦「サラトフ」、「アゾフ」、「カリーニングラード」、「アレクサンドル・シャバリン」特務艦及び保障船、更には、遠距離航空隊第4航空・防空軍司令部が参加した。
演習における主な課題は、軍指導部から指示された任務を遠海ゾーンで遂行する艦隊間グループの準備状態を確認する事にある。
(2013年1月29日13時24分配信)


今回のロシア海軍の大演習には、23隻の水上艦船と3隻の潜水艦が参加しました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習には20隻の水上艦船と3隻の潜水艦が参加する]


地中海東部には、少なくとも14隻の水上艦船と2隻の潜水艦(内1隻は原子力潜水艦)が展開しています。

[黒海艦隊艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
警備艦「スメトリーヴイ」
大型揚陸艦「サラトフ」
大型揚陸艦「アゾフ」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
海洋曳船MB-304

[バルト艦隊艦船支隊]
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
大型揚陸艦「カリーニングラード」(黒海から地中海へ移動中)
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」(黒海から地中海へ移動中)
中型海洋給油船「レナ」
救助曳船SB-921

[北方艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
救助曳船「アルタイ」


黒海沿岸ではバルト艦隊揚陸艦2隻による上陸演習が実施されました。
[バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海で揚陸演習を行なう]
[ノヴォロシースク近郊で上陸演習が行なわれた]

地中海東部では、黒海艦隊の戦闘艦が実弾発射訓練を行ないました。
[黒海艦隊の戦闘艦は実弾発射訓練を行なう]
[ロシア海軍3艦隊演習は地中海東部で続けられる]


北方艦隊艦船部隊は、対海賊戦闘訓練などを実施しました。
[北方艦隊海賊対処部隊は任務遂行の準備を終えた]
[大型対潜艦セヴェロモルスクは機雷破壊訓練を行なった]


今回の記事によると、同時期に、ロシア連邦空軍遠距離航空隊(戦略爆撃機部隊)の飛行訓練も実施されたようです。

Tu-160
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Tu-95MS
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Tu-22M3
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