ロシア海軍の改イワン・グレン型大型揚陸艦は排水量が約40パーセント増加する

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2021年2月17日9時57分配信
【2隻のプロジェクト11711艦の排水量は40パーセント増加する】
モスクワ、2月16日-ロシア通信社ノーボスチ、セルゲイ・サフロノフ
プロジェクト11711大型揚陸艦の第2のペアは2023~2024年にロシア海軍へ引き渡され、艦は40パーセント増加した排水量を有し、揚陸部隊搭乗数も対応して増える。
『ロシア通信社ノーボスチ』は造船工場『ヤンターリ』(カリーニングラード)の総取締役イリヤ・サマリンより伝えられた。
2隻のプロジェクト11711艦「ウラジーミル・アンドレーエフ」と「ワシーリー・トルシン」は『ヤンターリ』で2019年4月に起工された。
「同プロジェクトの3番艦と4番艦は現在建造中であり、御引き渡しの時期は、2023年~2024年です」
サマリンは話した。
彼は、大型揚陸艦の第2のペアは、近代化プロジェクトの下で建造されている事を強調した。
「これらは、揚陸部隊搭乗数と車両積載量が増加します。
排水量は30~40パーセント増加し、レイアウトは少し異なり、水上構造物も少し異なります。
ヘリコプター甲板は増加し、同時に少なくとも2機のヘリコプターが駐留する為の2つの格納庫が有ります」
総取締役は話した。
現在、ロシア連邦海軍の戦闘編制には、2隻の同プロジェクト艦「イワン・グレン」と「ピョートル・モルグノフ」が在り、それぞれ2018年と2020年に海軍へ引き渡された。
最初のプロジェクト11711艦の排水量は5000トン、航行速度18ノット、航続距離4000海里、自立行動期間30日、乗組員100名、13両の戦車或いは300名の海軍歩兵を積載する。
プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、2004年12月24日に起工され、2012年5月18日に進水、2018年6月20日にロシア海軍へ引き渡され、北方艦隊の第121揚陸艦旅団へ編入されました。
[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
2018年10月22日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]
2番艦「ピョートル・モルグノフ」は2015年6月11日に起工され、2018年5月25日に進水、2020年12月23日にロシア海軍へ引き渡され、北方艦隊の第121揚陸艦旅団へ編入されました。
[プロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
2021年1月30日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]
以前にはプロジェクト11711の建造は「イワン・グレン」と「ピョートル・モルグノフ」の2隻で終了する予定でしたが、その後、一転して2隻が追加建造される事になりました。
[ロシア海軍の為に2隻のプロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)が追加建造される]
そして2019年4月23日に「ウラジーミル・アンドレーエフ」と「ワシーリー・トルシン」の2隻が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト11711大型揚陸艦ウラジーミル・アンドレーエフとワシーリー・トルシンはカリーニングラードで起工された]
この2隻は、最初の2隻よりもサイズが拡大した改良型になります。
[サンクトペテルブルク国際海軍サロン(IMDS-2019)で改イワン・グレン型揚陸艦カイマンが公開された]
[改イワン・グレン型大型揚陸艦2隻は2023-2024年にロシア海軍へ就役する]
「ウラジーミル・アンドレーエフ」と「ワシーリー・トルシン」は太平洋艦隊へ配備されます。
『イズベスチヤ』より
2019年6月5日0時1分配信
【太平洋からクリルへ:新たな「揚陸艦」は極東の境界を強化する】
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