ロシア海軍3艦隊合同演習の結果が分析された

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省広報サービス情報管理部発表
2013年2月1日14時40分配信
【黒海及び地中海エリアで実施されたロシア海軍演習の結果が総括された】

1月31日、前日にキプロスレメソス港へ到着していた親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」艦上において、黒海及び地中海で1月19日から29日まで実施されたロシア海軍演習の結果が総括された。

演習を統括するロシア連邦軍参謀本部総長代理アレクサンドル・ポストニコフ(ストレリツォフ)大将は、演習の活動段階中、参謀本部中央指揮所で進行を管理し、その後、最終段階~演習結果の分析と総括~の為に、演習エリアへ到着した。

近年で最大の海軍演習にはバルト艦隊、北方艦隊、黒海艦隊の艦船、潜水艦戦略航空隊及び戦術作戦航空隊海軍歩兵特殊部隊が参加した。

戦闘演習中に特務艦及び保障船は21000海里以上を航行した。
33回の戦闘演習、29回の砲及びミサイル及び対潜兵器の戦闘射撃が完了した。

新たな艦隊間グループ管理システムの試験は成功裏に実施された。
主要管理組織であるロシア連邦軍参謀本部は、最新のセキュリティ自動管理システムを使用し、リアルタイムで艦船への行動を指示した。
管理装置は、アクティブな電波妨害条件下でも安定かつ確実に機能し、情報交換を保障した。

ロシア連邦軍参謀本部によると、全体的に見て、演習の目的-遠海ゾーンにおける海軍の存在の実証、断固たる軍事力の使用~は達成された。

演習の主要課題~海軍部隊が遠海ゾーンにおいて軍指導部から指示された任務を遂行する~は解決された。

同様の演習は、世界の様々なエリアにおけるロシアの利益を確保する事も含め、定期的に実施される予定である。


テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより
2013年1月31日22時30分配信
【ロシア海軍3艦隊の艦船が参加した演習は地中海で完了した】


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年2月1日13時34分配信
【(ロシア)海軍は遠海ゾーンで戦闘任務を遂行する準備を整えている-(ロシア)国防省】


ロシア海軍3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)合同演習は、2013年1月19日に始まりました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は黒海と地中海で始まった]
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今回の演習には、ロシア海軍の23隻の水上艦船と3隻の潜水艦(内1隻は原子力潜水艦)が参加しました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習には20隻の水上艦船と3隻の潜水艦が参加する]

地中海東部には、少なくとも14隻の水上艦船と2隻の潜水艦(内1隻は原子力潜水艦)が展開しました。

[ロシア連邦海軍3艦隊連合グループ]
指揮官:ロシア連邦海軍総参謀長代理レオニード・スハーノフ少将
旗艦:親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」

[黒海艦隊艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
警備艦「スメトリーヴイ」
大型揚陸艦「サラトフ」
大型揚陸艦「アゾフ」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
海洋曳船MB-304

[バルト艦隊艦船支隊]
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
大型揚陸艦「カリーニングラード」(黒海から地中海へ移動)
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」(黒海から地中海へ移動)
中型海洋給油船「レナ」
救助曳船SB-921

[北方艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
救助曳船「アルタイ」


黒海沿岸(ノヴォロシースク近郊のマーリ・ウトリシュ)では、バルト艦隊大型揚陸艦2隻による上陸演習が実施されました。
[バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海で揚陸演習を行なう]
[ノヴォロシースク近郊で上陸演習が行なわれた]
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地中海東部では、黒海艦隊の戦闘艦が実弾発射訓練を行ないました。
[黒海艦隊の戦闘艦は実弾発射訓練を行なう]
[ロシア海軍3艦隊演習は地中海東部で続けられる]
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北方艦隊艦船部隊は、対海賊戦闘訓練などを実施しました。
[北方艦隊海賊対処部隊は任務遂行の準備を終えた]
[大型対潜艦セヴェロモルスクは機雷破壊訓練を行なった]

今回のロシア国防省発表によると、この演習は、新型の指揮管理システムの試験を兼ねていたようです。

今回の演習は、モスクワ市に在るロシア連邦軍参謀本部から地中海東部演習部隊総旗艦「モスクワ」などの演習参加艦船へ指示が出されました。
更に、演習部隊総旗艦「モスクワ」は、地中海東部及び黒海にまたがる演習部隊を指揮しました。
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演習終了後、黒海艦隊及びバルト艦隊の艦船は母港へ戻ります。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は終了する]

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区広報サービス発表
2013年1月31日15時47分配信
【バルト艦隊艦船は地中海のロシア海軍艦隊間グループ演習への参加を終えた】

ただ、今回の発表によると、黒海艦隊ロケット巡洋艦「モスクワ」は、演習終了後にキプロス島リマソールへ寄港したとの事です。
今回の演習の総指揮を執ったアレクサンドル・ポストニコフ(ストレリツォフ)大将も、「モスクワ」を訪れているようです。
「モスクワ」は、演習開始前にもリマソールを訪れています。
[ロシア黒海艦隊戦闘艦はキプロスへ寄港した]
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北方艦隊艦船部隊は、当初の目的であるアデン湾海賊対処任務に就く為、スエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[北方艦隊海賊対処部隊は紅海へ入った]


今回の演習には、ロシア空軍遠距離航空隊(戦略爆撃機部隊)も参加しました。
[プーチン大統領はロシア海軍3艦隊合同演習についての報告を受けた]

なお、最近、ロシアが中国へTu-22M3(バックファイア)爆撃機36機を売却するという情報が流布されましたが、これは全くのデマです。

『イタル-タス』より
2013年1月24日12時18分配信
【爆撃機Tu-22M3の中国への供給交渉など全く実施された事も無ければ存在もしていない】

ロシア兵器輸出公社(ロソボロネクスポルト)の公式代理人ヴャチェスラフ・ダビデンコ氏は、中国へ36機のTu-22M3爆撃機を売却するという情報を公式に否定しました。

この記事の後半に登場するロシア兵器輸出公社の匿名の情報提供者は、この情報を流布した中国メディアを「純然たるデマ新聞」「手段を選ばず、希望的観測を本物であると必死で望む連中」と叩きまくっています。
そして最後に「Tu-22M3は戦略兵器なので外国への売却は原則として不可能」と言っています。
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