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ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はスーダンを訪問した


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2021年2月28日15時34分配信
【「アドミラル・グリゴロヴィチ」はロシア現代史上初めてポートスーダンへ入港した】
モスクワ、2月28日-ロシア通信社ノーボスチ

黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、ロシア現代史上初めてポートスーダンへ入港した。
黒海艦隊情報供給部は表明した。

「フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"乗組員は、ロシアとスーダン共和国の合意の下、ロシア海軍の物資-技術サービス供給所が作成されるポートスーダンへの訪問を行ないました」
声明では、こう述べられた。

訪問中、2月15日~16日にアラビア海で実施された多国籍海軍演習『AMAN-2021』へ参加した後のフリゲートの物資の補充、乗組員の休養が計画されている。

演習中、艦の乗組員は高速小型目標の攻撃の撃退の為の連携へ取り組み、航行隊列を形成した合同操艦訓練を実施し、更に航行中の補給船から物資を受け入れた。
この他に軍は、約5キロメートル離れた「キラー・トマト」型水上標的に対するものを含め、艦載砲兵器複合体からの射撃を伴う対海賊訓練を行なった。

パキスタン側の招待により、45ヶ国の軍の代表が演習へ参加した。
演習の主な目的は、演習参加国の間の海上での安全及び安定の為の軍事協力の強化と発展、更には、海賊の脅威の撃退に関する経験の交換であった。



プロジェクト11356Rフリゲート1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」(494、2016年3月11日就役)は、2020年12月下旬にセヴァストーポリを出航、12月24日にボスポラス海峡を南下し、地中海東部へ向かいました。

[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部(シリア沖)へ行く]

2021年1月11日に地中海東部で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部で対空戦闘訓練を行なった]

2021年1月下旬にはシリアタルトゥース港で乗組員の各種訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはシリアのタルトゥース港で乗組員の錬成訓練を行なった]

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その後、プロジェクト22160哨戒艦の2番艦「ドミトリー・ロガチョフ」(375、2019年6月11日就役)及びプロジェクト22870救助曳船SB-739(2017年3月7日就役)と合流した「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、パキスタン主催の多国籍海軍演習『AMAN-2021』へ参加する為、スエズ運河を通過して紅海、アデン湾、アラビア海を抜け、2月11日にはパキスタンカラチ港へ到着しました。

[パキスタン沖で実施される国際海軍演習『AMAN-2021』へ参加するロシア海軍黒海艦隊の艦船はカラチ港へ到着した]

2月12日、カラチ港多国籍海軍演習『AMAN-2021』の開会式が開催されました。

[ロシア海軍黒海艦隊が参加するパキスタン主催の多国籍海軍演習『AMAN-2021』が始まった]

2月13日、パキスタン海軍参謀総長フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」を視察しました。

[パキスタン海軍参謀総長はロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"を視察した]

2月15日、ロシア海軍を含め、演習へ参加する艦船はカラチ港から出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊が参加するパキスタン主催の多国籍海軍演習『AMAN-2021』の海上フェーズが始まった]

パキスタン沖(アラビア海)での洋上演習は2月16日に終了しました。

[ロシア海軍黒海艦隊が参加するパキスタン主催の多国籍海軍演習『AMAN-2021』は終了した]

そして2月28日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」スーダンポートスーダン港を訪れました。
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記事中で触れられていますが、今後、スーダンにはロシア海軍の駐留所が建設されます。
[ロシアはスーダンへ海軍駐留所を建設する]
[ロシアとスーダンはスーダン領内への海軍駐留所の設置へ合意した]
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