ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はクラスノダール地方で空中給油訓練を行なった
- カテゴリ:遠距離対潜哨戒機Tu-142
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシ海軍情報供給グループ発表
2021年3月2日22時0分配信
【エイスクの海軍海上航空隊要員戦闘順応・再訓練センターの基盤で海上対潜航空機の乗員は空中給油訓練を行なった】
ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将が承認した計画に沿って、空中での航空機への燃料給油訓練の為の海軍海上航空隊の乗員の集合訓練が行なわれた。
戦闘訓練計画に沿って、北方艦隊と太平洋艦隊の対潜航空機Tu-142は、恒久駐留所からエイスクの海軍海上航空隊要員戦闘順応・再訓練センター飛行場へ到着した。

集合訓練中、「対潜機」は、軍用輸送給油航空機Il-78乗員と合同で、空中での航空機への燃料給油の要素を実行し、自身の実地技量を仕上げる。
このような飛行は飛行訓練において最も困難な種類の1つであり、この時、離陸重量190トンの対潜航空機Tu-142は、重量170トンの空中給油機Il-78へ距離10-15メートルまで接近して円錐燃料移送器への標準接触を行ない、その後、双方は、その位置を保ったまま完全に給油しなければならない。
飛行中の燃料給油は、その行動時間及び半径を大幅に増加し、更には遠距離対潜航空機Tu-142の能力を拡大する。
これにより、恒久駐留場所を使用し、遠く離れた場所での任務遂行が可能になる。
飛行は、日中と夜間の双方の条件下で行なわれた。
ソ連/ロシア海軍の遠距離対潜哨戒機Tu-142は、戦略爆撃機Tu-95の海軍向けヴァージョンであり、1968年6月18日に初飛行し、1972年11月15日に軍備採用されました。
1968年から1994年までに合計で100機生産され、この内の8機はインドへ輸出されました。
現在、ロシア海軍航空隊では、北方艦隊と太平洋艦隊に各12機が在籍しています。
北方艦隊所属機はキぺロヴォ飛行場、太平洋艦隊所属機はカーメニ・ルチェイ飛行場(モンゴフト)に配備されています。
キぺロヴォ飛行場



カーメニ・ルチェイ飛行場(モンゴフト)



2021年2月17日、太平洋艦隊の2機のTu-142がクラスノダール地方のエイスク飛行場へ移動しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はクラスノダール地方のエイスク飛行場へ移動した]
2月19日には、北方艦隊のTu-142もエイスク飛行場へ移動しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊発表
2021年2月19日14時30分配信
【北方艦隊の遠距離対潜航空機の乗員は空中給油へ取り組む】
その後、太平洋艦隊と北方艦隊のTu-142は、ロシア航空宇宙軍の空中給油機Il-78と共にクラスノダール地方で空中給油訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はクラスノダール地方で空中給油訓練を行なう]
なお、2020年3月初頭には北方艦隊の2機のTu-142がクリミア半島まで進出し、黒海艦隊航空隊と共に空中給油訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はクリミア半島上空で空中給油訓練を行なった]
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