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クラスノダール地方で空中給油訓練を行なったロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は極東の駐留飛行場へ戻ってきた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2021年3月5日5時0分配信
【太平洋艦隊の遠距離対潜航空機Tu-142のペアはクラスノダール地方から沿海地方の駐留飛行場への長距離移動飛行を行なった】

太平洋艦隊海上航空隊の2機の遠距離対潜航空機Tu-142は、エイスクから沿海地方の駐留飛行場への7000キロメートル以上に渡る長距離移動飛行を行なった。

クラスノダール地方太平洋艦隊将兵海軍海上航空隊の集合訓練へ関わり、その中でロシア航空宇宙軍遠距離航空隊司令部の燃料給油航空機Il-78からの空中給油へ取り組んだ。

空中での燃料給油は、遠距離対潜航空機Tu-142の行動時間及び半径を大幅に増加し、更には能力を拡大する。
このような訓練は、飛行訓練において最も困難な種類の1つである。
時速500~550キロメートルで、離陸重量180トン以上のTu-142の飛行士は、空中給油機へ距離10-15メートルまで接近して円錐燃料移送器への標準接触を行ない、その後、双方は、その位置を保ったまま完全に給油しなければならない。

更に太平洋艦隊海上航空隊の飛行士は、集合訓練中に黒海エリア上空で練習訓練飛行を行ない、その中で仮想敵潜水艦を捜索する課題を解決した。

駐留場所への航空機の移動飛行は、何事も無い通常モードで実施された。



ソ連/ロシア海軍遠距離対潜哨戒機Tu-142は、戦略爆撃機Tu-95の海軍向けヴァージョンであり、1968年6月18日に初飛行し、1972年11月15日に軍備採用されました。
1968年から1994年までに合計で100機生産され、この内の8機はインドへ輸出されました。

現在、ロシア海軍航空隊では、北方艦隊太平洋艦隊に各12機が在籍しています。
北方艦隊所属機はキぺロヴォ飛行場太平洋艦隊所属機はカーメニ・ルチェイ飛行場(モンゴフト)に配備されています。

キぺロヴォ飛行場
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カーメニ・ルチェイ飛行場(モンゴフト)
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2021年2月17日、太平洋艦隊の2機のTu-142クラスノダール地方エイスク飛行場へ移動しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はクラスノダール地方のエイスク飛行場へ移動した]

2月19日には、北方艦隊Tu-142エイスク飛行場へ移動しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊発表
2021年2月19日14時30分配信
【北方艦隊の遠距離対潜航空機の乗員は空中給油へ取り組む】

その後、太平洋艦隊北方艦隊Tu-142は、ロシア航空宇宙軍空中給油機Il-78と共にクラスノダール地方で空中給油訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はクラスノダール地方で空中給油訓練を行なう]
[ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はクラスノダール地方で空中給油訓練を行なった]


訓練終了後、太平洋艦隊Tu-142カーメニ・ルチェイ飛行場へ戻りました。
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