ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ピョートル・イリイチョーフ乗組員は同型艦ヤーコフ・バリャーエフで訓練を行なう

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2021年3月12日3時30分配信
【太平洋艦隊の為の最新掃海艦「ピョートル・イリイチョーフ」の乗組員は同型艦「ヤーコフ・バリャーエフ」で実地訓練を行なう】
太平洋艦隊の為に建造される最新のプロジェクト12700掃海艦「ピョートル・イリイチョーフ」の乗組員は、海軍総合研修センターでの研修を完了し、同型艦~3ヶ月前に太平洋艦隊へ加入した海洋掃海艦「ヤーコフ・バリャーエフ」で実地訓練を行なう為、ウラジオストクへ到着した。
サンクトペテルブルクで太平洋艦隊将兵は、艦の構造、新プロジェクトの特徴を学習し、基礎的な専門操作をマスターした。
シミュレーターの使用中、戦闘班を構成する船員の行動へ取り組んだ。
新たな掃海艦の乗組員の為、直接に「ヤーコフ・バリャーエフ」で様々な艦上演習が計画されており、速やかな艦への実地習熟を可能にする。
日常の組織的勤務、乗組員の休養、兵器、ユニット、機構の整備、艦の海上への出航準備の問題へ取り組む。
1ヶ月後に船員は工場製造者から「ピョートル・イリイチョーフ」を受け取る準備を整える計画である。
ロシア海軍の新世代掃海艦プロジェクト12700「アレクサンドリト」は、船体が一体成型のガラス繊維強化プラスチックで造られており、世界最大級の非金属船体艦です。


従来のソ連/ロシア海軍の掃海艦は、外洋で活動する海洋掃海艦と、自軍基地周辺海域で活動する基地掃海艦に分けられていましたが、プロジェクト12700は、基地掃海艦と海洋掃海艦を統合するものとなり、「対機雷防衛艦」とも呼ばれています。
(当初は基地掃海艦に分類されていたが、2016年に海洋掃海艦となった)

プロジェクト12700の6番艦「ピョートル・イリイチョーフ」は、サンクトペテルブルクの『中部ネヴァ川造船工場』で2018年7月25日に起工されました。




[ロシア海軍の為のアレクサンドリト級掃海艦6番艦ピョートル・イリイチョーフは起工された]
その乗組員団は、カムチャツカ半島に駐留する太平洋艦隊の北東軍集団の第114水域防護艦旅団で編成されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ピョートル・イリイチョーフの乗組員が編成された]
「ピョートル・イリイチョーフ」乗組員は、2021年1月17日までにサンクトペテルブルクの海軍総合研修センターへ到着し、訓練を開始しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2021年1月17日17時35分配信
【3隻の新たな戦闘艦の乗組員は海軍総合研修センターでの訓練の為にサンクトペテルブルクへ到着した】
「ピョートル・イリイチョーフ」は、2021年1月22日に屋内造船台から出渠しました。


一方、サンクトペテルブルクの海軍総合研修センターでの訓練を終えた「ピョートル・イリイチョーフ」の乗組員は、同型艦「ヤーコフ・バリャーエフ」(2020年12月26日就役)で訓練を行なう為、2021年3月12日にウラジオストクへ到着しました。

同型艦「ヤーコフ・バリャーエフ」で1ヶ月ほど訓練を行なった後、「ピョートル・イリイチョーフ」の乗組員は『中部ネヴァ川造船工場』へ向かい、同艦の進水式典へ参加します。
「ピョートル・イリイチョーフ」のロシア海軍への引き渡しは、2021年夏、つまり2021年8月末までに予定されています。
[新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ピョートル・イリイチョーフは2021年夏にロシア海軍へ就役する]
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