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ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭多機能後方支援船フセヴォロド・ボブロフは洋上試験を開始した

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『タス通信』より
2021年3月20日21時1分配信
【後方支援船「フセヴォロド・ボブロフ」は工場航行試験へ出発した】
モスクワ、3月20日/タス通信

『北方造船所』で建造された後方支援船「フセヴォロド・ボブロフ」は、工場航行試験へ出発した。
土曜日に同社の代理人オーリガ・ダニレフスカヤは発表した。

「船の全ての係留証明書は終了しました。
第13建造/修理艦船旅団は、工場航行試験へ着手する許可を与え、本日(3月20日)、プロジェクト23120後方支援船フセヴォロド・ボブロフは試験へ出発しました」

彼女は話した。

彼女によると、この試験はバルト海で約1ヶ月間続けられる。
船では、乗組員と共に100名以上の試運転チームが作業する。
4月に試運転チームと船員は、国家試験へ移行しなければならない。

「フセヴォロド・ボブロフ」は、『北方造船所』で建造されたプロジェクト23120の2番船である。
トップ船「エリブルス」は、は、2018年に北方艦隊統合戦略司令部補助艦隊支援サービス船支隊へ加わった。
トップ受注品の運用結果によりプロジェクト23120は仕上げられた。
特に、通信及び航法システムが改善された。
プロジェクト23120船は、貨物輸送、曳航、水路調査、遭難した艦の援助の為に意図されている。
砕氷クラスArc4の船体は、厚さ0.6mの氷の突破が考慮されている。



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プロジェクト23120多機能後方支援船の2番船MB-75は、2013年12月19日にサンクトペテルブルク『北方造船所』で起工されました。
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2015年2月5日に「フセヴォロド・ボブロフ」と改名されました。

2016年11月14日に進水しました。
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その後、岸壁で艤装作業が進められました。
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「フセヴォロド・ボブロフ」の洋上試験は、2020年12月初頭にバルト海で開始される予定でしたが、延期されました。
[ロシア海軍の最新鋭多機能後方支援船フセヴォロド・ボブロフは洋上試験の準備を進めている]

2021年3月20日、「フセヴォロド・ボブロフ」は洋上試験の第1段階となる工場航行試験を開始する為にサンクトペテルブルクから出航しました。

工場航行試験は1ヶ月間続き、その後に最終洋上試験となる国家試験が始まります。

「フセヴォロド・ボブロフ」は、2021年前半、つまり2021年6月末までにロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[最新鋭多機能後方支援船フセヴォロド・ボブロフは2021年前半にロシア海軍へ就役する]
就役後は黒海艦隊へ配備されます。


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プロジェクト23120の1番船「エリブルス」は2018年4月9日に就役しました。
[プロジェクト23120多機能後方支援船エリブルスはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

2019年2月~7月にはフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」と共に世界一周航海を行ないました。
[フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"遠距離航海(2019年2月-7月)]

プロジェクト23120の3番船「カピタン・シェフチェンコ」は2014年7月24日に起工されており、太平洋艦隊への配備が予定されています。
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