ボレイ級戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーは2013年夏にSLBMブラヴァーを発射する

『イタル-タス通信サンクトペテルブルク支局』より
【戦略原子力潜水艦「アレクサンドル・ネフスキー」は7月に「ブラヴァー」単独試射を実施し、海軍の編制への加入の為に提示される】
モスクワ、2月4日/イタル-タス
プロジェクト955・整理名「ボレイ」戦略用途水中巡洋艦の最初の生産艦「アレクサンドル・ネフスキー」は、7月に国家受領試験の最終段階を実施し、その間に大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」の単独発射を行なう。
ミサイル発射と国家試験を完了した後、(水中)巡洋艦はロシア海軍の編制への加入の為に提示される。
「6月末-7月初頭、アレクサンドル・ネフスキー は、国家試験を続ける為に海洋へと出航します。
それは特に、操縦性の試験、電磁フィールド測定、魚雷兵器の試験、その他の幾つかの試験が行なわれます。
国家試験の仕上げとして、7月に大陸間弾道ミサイル"ブラヴァー"の単独発射が行なわれます。
チームは、モスクワから送られてくるミサイル発射新型自動戦闘管理システムにより(ブラヴァーの発射を)実施しなければなりません」
本日、イタル-タスは、軍事造船を管理するロシア統合造船業営団の消息筋より伝えられた。
「このチームが巡洋艦の発射装置で自動再発射操作及び後続ミサイル発射をスタートさせたのならば、ミサイル複合体ブラヴァーの軍備採用の為の重要な基礎となるでしょう」
彼は指摘した。
「アレクサンドル・ネフスキーは単独でブラヴァーを発射します。
既に海軍の編制へ加入しているユーリー・ドルゴルーキーとの合同発射は計画されていません」
情報提供者は付け加えた。
彼は、大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」発射が成功した場合、「アレクサンドル・ネフスキー」は「セヴマシュ」へ戻り、監査に合格しなければならず、その後、「ユーリー・ドルゴルーキー」のケースのように、発注者-海軍総司令部の代表-が巡洋艦の受領証書へ署名しなければならないと伝達した。
「私共は、それが今年の秋以降にならない事を願っております」
対談者は、イタル-タスへ話した。
(2013年2月4日12時10分51秒配信)
『ロシア通信社ノーボスチ』より
【ロシア連邦海軍はブラヴァー試射後に原子力潜水艦「アレクサンドル・ネフスキー」を受領する】
モスクワ、2月4日-ロシア通信社ノーボスチ
戦略原子力潜水艦「アレクサンドル・ネフスキー」は国家受領試験の完了及び「ブラヴァー」ミサイル発射後、今年8月-9月にロシア海軍へ引き渡される計画である。
月曜日、ロシア通信社ノーボスチは、統合造船業営団の高位の代理人より伝えられた。
「ボレイ」シリーズのトップ潜水艦「ユーリー・ドルゴルーキー」は、2013年1月にロシア連邦海軍へ軍備採用された。
以前、「アレクサンドル・ネフスキー」は2013年中に海軍へ納入されると報じられた。
「現在、潜水艦の国家試験は30パーセントを終えています。
今年夏、原子力潜水艦からミサイル"ブラヴァー"発射が実施され、これが成功した場合、アレクサンドル・ネフスキーは8-9月に海軍へ軍備採用されます」
対談者は話した。
彼は、「アレクサンドル・ネフスキー」の国家試験は昨年12月に開始されたが、気象条件-白海の結氷-に関連し、実施の中断と、2013年第2クオーター(4-6月)の試験再開が決定された事を想起した。
(2013年2月4日12時43分配信)
[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]
第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」級2番艦「アレクサンドル・ネフスキー」は2004年3月19日に起工され、2010年12月6日に進水しました。
この間、2007年には太平洋艦隊から乗組員が集められました。
2011年10月22日、工場航海試験が開始されました。

2012年9月末に工場航海試験が完了し、その後、国家受領試験が開始されました。
[ボレイ級戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーの工場試験は完了した]
「アレクサンドル・ネフスキー」は太平洋艦隊へ配備される予定です。
[ボレイ級戦略原潜2番艦と3番艦は太平洋艦隊へ配備される]
「ボレイ」級1番艦「ユーリー・ドルゴルーキー」は、2013年1月10日に就役しています。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはロシア海軍へ就役した]
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