ロシア海軍の戦略原子力潜水艦ボレイ-A級の為の新たな外部ゴム被覆材の生産が始まる
- カテゴリ:ロシアの造船業

『タス通信』より
2021年3月25日21時52分配信
【『ロステック』はプロジェクト「ボレイ-A」潜水艦の為の新たな水中音響被覆材の生産を開始する】
チェボクサルイ、3月25日/タス通信
『V.I.チャパエフ記念チェボクサルイ生産合同』(国営法人『ロステック』の『テクノダイナミック』加入企業)は、戦略原子力潜水艦「ボレイ-A」の為の近代化された水中音響被覆材の生産を5月に開始する。
同社のゴム技術製造担当副総取締役セルゲイ・サンダロフは報道陣へ伝えた。
「プロジェクト"ボレイ-A"及び"ヤーセン"潜水艦の為に、2つの新たな特殊被覆材が開発されました。
ヤーセンの為の被覆材は、2014年から製造へ導入されました。
ボレイ-Aの為の近代化された被覆材は、現在、製造に就いており、始動時期は2021年5月です」
彼は話した。
ロシア潜水艦の外部ゴム被覆材は、その可視性の低減の為に意図されており、自身の騒音や外部水中音響信号の効果的な抑制を可能にする。
サンダロフは、潜水艦の被覆材は、重量80kgまでのの個々の平板から構成されていると説明した。
各々の平板は、複数のゴム層から成り、音響波を吸収する為の特別な部分が含まれている。
平板は、充填密閉剤の呪力により潜水艦の軽量船体(外部船体)の外へ接着され、ネジ(ロックリング)で補完固定される。
その後、塗料が塗られる。
『V.I.チャパエフ記念チェボクサルイ生産合同』は、完全な技術サイクルで全てのタイプの国内潜水艦の為の水中音響被覆材を生産するロシア唯一の企業である。
潜水艦の為の被覆材の製造は、1968年に創設された。
2003年から2020年まで、第4世代及び第4+世代の潜水艦の為の水中音響被覆材を生産する為の完全な近代化が行なわれた。


- 関連記事
スポンサーサイト