ロシア海軍の新型コルベット"リェーズキー"と"リェチーヴイ"の乗組員はサンクトペテルブルクで研修を行なう
- カテゴリ:ロシア海軍ニュース

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2021年3月31日18時30分配信
【最新コルベット「リェーズキー」と「リェチーヴイ」の乗組員はサンクトペテルブルクの海軍研修センターへ訓練の為に到着した】
最新コルベット「リェーズキー」と「リェチーヴイ」の乗組員は、サンクトペテルブルクの海軍総合研修センターへ訓練の為に到着した。
訓練サイクルは2ヶ月掛かる。
『アムール造船工場』で建造されているプロジェクト20380コルベット「リェーズキー」の要員は太平洋艦隊で形成された。
サンクトペテルブルクの企業『北方造船所』で建造されているプロジェクト20380コルベット「リェチーヴイ」の乗組員は黒海艦隊で形成された。
海軍の為に建造されている水上艦、潜水艦、支援船及び支援艇の乗組員の準備の問題を討議するアドミラルティ地区の作業部会において、乗組員が到着し、研修の準備を整えている事がロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将へ報告された。
総司令官の指示に沿って、コルベット乗組員の訓練の力点は、要員の安定した実地技量の取得、更には、高度に自動化された最新モデルの機器及び兵装の運用に置かれる。
新たな艦の乗組員の効率的な研修の為、海軍総合研修センターでのプログラムは、国内造船分野の科学技術プロセスの発展に同調して改善されている。
[参照]
以前、最新のプロジェクト12700対機雷防衛艦「ピョートル・イリイチョーフ」と「ゲオルギー・クルバトフ」、そして更にプロジェクト22160哨戒艦「セルゲイ・コトフ」の乗組員は、サンクトペテルブルクの海軍総合研修センター基盤での訓練サイクルを完全に終えた。
訓練サイクル中、特殊訓練複合体「レーゲリ」で当直士官と戦闘部門の特殊航海士は、狭い沿岸付近での艦の航行の要素、視界が悪い条件、更には嵐の条件下、船舶航行集中海域での艦船の分離操艦のエピソードを実地に学習した。
ディーゼル設備クラスで艦の要員は、動力装置及び補助機器の始動の為の行動、そして更に艦の戦闘及び航行の準備の為の行動手順へ取り組んだ。
更に訓練プロセス中、艦の戦闘班「艦の主指揮所~戦闘情報所~航海士」の行動へ習熟する為の最新の練習-訓練複合体「モースチク-2000」が使用された。
新たな艦の将兵の訓練が行なわれる練習-訓練複合体は、研修センターの壁の中で航行条件や特定の海域を最大限近い状況でモデル化する事を可能にする。
海軍総合研修センターでの訓練サイクル完了後、大方の指標によれば、乗組員は、様々な水文気象条件の公海を航行する為の基地(工場)からの艦の出航操作の準備が出来ている。
ロシア海軍の為に建造されている15隻以上の様々なクラスの水上艦の乗組員が、2021年にサンクトペテルブルクの海軍総合研修センターで複合訓練を行なう。
ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベットの4隻目となる「リェーズキー」は、コムソモリスク・ナ・アムーレ市の『アムール造船工場』で2016年7月1日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"はコムソモリスク・ナ・アムーレ造船所で起工された]
ロシア海軍への引き渡しは2021年末までに予定されています。
[最新コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は2020年、"リェーズキー"は2021年にロシア海軍へ就役する]
サンクトペテルブルクの『北方造船所』で建造されるプロジェクト20380コルベットとしては5番艦となる「リェチーヴイ」は、2015年2月20日に起工され、2020年3月12日に進水しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭コルベット"リェチーヴイ"はサンクトペテルブルクで進水した]
ロシア海軍への引き渡しは2021年末までに予定されており、黒海艦隊へ配備されます。
[プロジェクト20380コルベット"リェチーヴイ"は2021年末にロシア海軍へ就役する]
2021年3月31日、2隻のコルベットの乗組員は、訓練の為にサンクトペテルブルクの海軍総合研修センターへ到着しました。
記事中で触れられていますが、以前には、プロジェクト12700対機雷防衛艦の「ピョートル・イリイチョーフ」(2018年7月25日起工、2021年春進水予定、2021年就役予定)と「ゲオルギー・クルバトフ」(2015年4月24日起工、2020年9月30日、2021年就役予定)、そしてプロジェクト22160哨戒艦の「セルゲイ・コトフ」(2016年5月8日起工、2021年1月29日進水、2021年末就役予定)の乗組員が海軍総合研修センターでの訓練を終えています。
今年(2021年)には、合計で15隻以上の新造水上艦船の乗組員の訓練が海軍総合研修センターで行なわれます。
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