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ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはバルト海で『対決』した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2021年4月1日17時20分配信
【ディーゼルエレクトリック潜水艦の乗組員はバルト海で対決演習を実施した】

錬成任務L-2移行の枠組みで、バルト艦隊の2隻のプロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦は、カリーニングラード州沖において対決状況で決着を付け、その中で、双方が兵器及び水中音響手段を使用する仮想敵潜水艦への攻撃及び反撃の訓練を行なった。

ディーゼルエレクトリック潜水艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、潜水艦「ヴォルホフ」が役割を担う仮想敵潜水艦の捜索を行なった。

「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は隠密裏に演習実施ゾーンへ進入し、射撃及び潜水艦への仮想魚雷攻撃の為の有利な位置を占めた。
その後、潜水艦の報復攻撃から離脱し、一斉射撃後の操艦を行なった。
ディーゼルエレクトリック潜水艦「ヴォルホフ」は位置を変え、更に「魚雷」を回避し、潜水艦への反撃を実施した。

対決状況の条件は、水中一騎打ちにおける双方の潜水艦のチャンスを均等化するようにモデル化された。
司令部の予備評価によると、双方の乗組員は与えられた任務を成功裏にやり遂げ、高い専門準備を示した。

「ヴォルホフ」「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、プロジェクト636.3「ワルシャワンカ」潜水艦である。
プロジェクト636.3潜水艦シリーズは、以前の「ワルシャワンカ」とは著しく異なっている。
更新された慣性航法複合体、最新モデルの戦闘情報管理システム、現代的なミサイル-魚雷兵器を有している。
同プロジェクト潜水艦は、水上艦及び潜水艦との戦闘、機雷源の敷設、偵察実施の為に意図されている。
この潜水艦の主要な利点の1つは、低レベルの騒音に在る。



ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の1隻目となるB-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2017年7月28日に起工され、2019年3月28日に進水し、同年11月25日にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

就役後はバルト海で訓練を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはバルト海で潜航訓練を行なった]
[バルト艦隊の救助船SS-750は潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーの救助訓練を行なった]

2隻目のB-603「ヴォルホフ」は、2017年7月28日に起工され、2019年12月26日に進水し、2020年10月24日にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦ヴォルホフはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

この2隻は、2021年5月以降に極東へ回航されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"と潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキー、ヴォルホフは2021年5月に極東へ回航される]

回航に先立って2隻の潜水艦バルト海で各種訓練を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはバルト海で乗組員の慣熟訓練を行なっている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ヴォルホフはバルト海で潜航訓練を行なった]

4月1日には、2隻の潜水艦が敵味方に分かれて対戦する戦闘訓練を行ないました。

記事中に出てくる錬成任務L-2というのは、海上における乗組員の一通りの訓練の事です。
(この前に、基地に停泊した状態で一通りの訓練を行なう錬成任務L-1を行なう)
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