ロシア海軍の原子力水中無人機ポセイドン搭載特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクは2021年秋に進水する
- カテゴリ:ロシア海軍の特務原潜

『タス通信』より
2021年4月18日9時5分配信
【「ポセイドン」搭載原子力潜水艦「ハバロフスク」は今秋に進水する】
モスクワ、4月18日/タス通信
無人水中装置「ポセイドン」を搭載するプロジェクト09851原子力潜水艦「ハバロフスク」は、今秋に進水する。
『タス通信』は防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。
「ハバロフスクの進水は、2021年5月から秋へ数ヶ月間遅れます」
彼は話した。
「ハバロフスク」を建造している生産合同『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)広報サービスは、情報提供者からの情報について『タス通信』へコメントしなかった。
以前の計画では、この出来事は今年5月に行なわれる事が想定されていた。
[潜水艦について]
「ハバロフスク」は第2の「ポセイドン」搭載艦である。
第1のプロジェクト09852原子力潜水艦「ベルゴロド」は2019年4月23日に進水した。
当初、潜水艦はプロジェクト949Aとして建造されていたが、その後、特殊プロジェクトにより再起工された。
「ベルゴロド」と「ハバロフスク」は、6基の「ポセイドン」装置を搭載しなければならない。
後に「ポセイドン」と命名される水中装置の作成は、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンが2018年3月の連邦教書演説で初めて述べた。
大統領によると、このような無人機は、広範囲の目標の撃破が可能な通常弾頭あるいは核弾頭を装備できる。
無人機は無制限の航行距離と、1キロメートル以上の作業深度を得る。

プロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦「ハバロフスク」は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスクの『セヴマシュ』で起工されました。
[原子力潜水艦ハバロフスクはロシア海軍の日に起工された]
[秘密のプロジェクト09851特務原潜ハバロフスク]

「ハバロフスク」の詳細や具体的なスペック(艦の大きさなど)は、一切公表されていませんが、無人小型潜水艇を搭載するようです。
[ロシア海軍の為の特務原潜ハバロフスクの3Dモデルが作成された]
2018年5月下旬には船体の水圧試験(強度試験)が始まりました。
[ロシア海軍のプロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクの船体の水圧試験が始まった]

「ハバロフスク」は、原子力水中無人機(大洋多目的システム)「ポセイドン」の搭載母艦としての機能も有しており、合計6基の「ポセイドン」を搭載します。
[]大洋多目的システム「ポセイドン」
「ハバロフスク」の進水時期はこれまでに何度も延期され、最近では2021年春~夏頃に予定されていましたが、また延期されて2021年秋となりました。
[ロシア海軍の原子力水中無人機ポセイドン搭載特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクは2021年春~夏に進水する]
「ハバロフスク」の配備先は未だ決まっていませんが、太平洋艦隊への配備も検討されています。
[ロシア海軍の原子力水中無人機ポセイドン搭載特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクはカムチャツカへ配備される?]
なお、2019年4月23日には、「ポセイドン」搭載原潜「ベルゴロド」が進水しています。
[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは進水した]
航行試験は2021年5月以降に始まります。
[ロシア海軍の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドの洋上試験は2021年5月に始まる]
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