バルト艦隊の大型揚陸艦2隻は再びノヴォロシースクへ入港した


『イタル-タス』より
【シリアのタルトゥースで軍用車両を降ろしたバルト艦隊の揚陸艦はノヴォロシースクへ入った】
ノヴォロシースク、2月9日/イタル-タス
地中海航海後に艦隊主要基地バルチースクへ戻るバルト艦隊の大型揚陸艦「カリーニングラード」と「アレクサンドル・シャバリン」は、本日(2月9日)、ノヴォロシースク港へ入った。
1月の航海中、彼らは、以前のロシアとシリアの軍事技術協力路線により締結された納入契約に基づき、複数の軍用車両を引き渡す為、ロシア海軍物資・技術供給所が在るシリアのタルトゥース港へ寄港した。
イタル-タスは、ノヴォロシースク海軍基地司令部より伝えられた。
「カリーニングラードとアレクサンドル・シャバリンはノヴォロシースク海軍基地へ入り、ここで1月17日に乗せた黒海艦隊海軍歩兵部隊及び空挺軍の第7ノヴォロシースク師団・第108空挺強襲連隊の将兵を降ろします。
燃料、水、食料の補充、更には乗員の短期休養後、バルト艦隊の艦は来週初めにバルチースクへ向かいます」
対談者の代理人は話した。
大型揚陸艦「カリーニングラード」と「アレクサンドル・シャバリン」は、2012年12月17日にバルト艦隊主要基地から地中海航海へ出発した。
1月下旬、彼らは、この10年間で最大の地中海におけるロシア海軍艦隊間グループ演習に参加した。
大型揚陸艦プロジェクト775「カリーニングラード」と「アレクサンドル・シャバリン」は、大洋ゾーン揚陸艦である。
排水量-4080トン。
艦は異なる編成の積載に使用できる:150名の揚陸部隊と10両のT-55型戦車及び乗員40名、
12両の浮揚戦車PT-76及び乗員36名、3両のT-55型戦車及び乗員12名。
揚陸部隊員-147名。
艦は650トンの積み荷を4700海里の距離まで届ける事が出来る。
乗組員は87名である。
(2013年2月9日12時26分配信)
大型揚陸艦「カリーニングラード」

大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」

警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、大型揚陸艦「カリーニングラード」、「アレクサンドル・シャバリン」、救助曳船SB-921、給油船「レナ」で構成されるバルト艦隊戦闘艦船支隊は、2012年12月17日にバルチースクを出港しました。
[バルト艦隊艦船は地中海へ向かった]
大型揚陸艦「カリーニングラード」と「アレクサンドル・シャバリン」は、1月17日にノヴォロシースクへ入港しました。
[バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海沿岸ノヴォロシースクへ入港した]
その後、ロシア海軍3艦隊合同演習へ参加し、黒海東岸のノヴォロシースク近郊で1月21日に上陸演習を実施しました。
[バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海で揚陸演習を行なう]
[ノヴォロシースク近郊で上陸演習が行なわれた]
それからボスポラス、ダータネルス海峡を通過して地中海東部へ行き、ロシア海軍3艦隊連合グループと合流しました。
演習終了後、再びボスポラス、ダータネルス海峡を通過して黒海へ向かいました。
[バルト艦隊の大型揚陸艦2隻は再び黒海へ向かう]
今回の記事によると、「カリーニングラード」と「アレクサンドル・シャバリン」は、1月中にシリアのタルトゥースへ入港し、シリアへ引き渡す軍用車輌を降ろしたとの事です。

おそらくは、シリアへ引き渡す軍用車輌を載せてバルチースクを出港し、タルトゥースで車輌を降ろした後に黒海へ行きノヴォロシースクへ入港、ここで海軍歩兵部隊と空挺部隊を乗せ、ノヴォロシースク近郊の上陸演習に参加した後、そのまま地中海へ行って3艦隊連合部隊と合流、演習終了後に黒海へ戻り、再びノヴォロシースクへ入港したのでしょう。
- 関連記事
-
- ロシア海軍艦船はベイルートを訪れた
- ロシア海軍の大型揚陸艦4隻は地中海東部へ向かう
- バルト艦隊の大型揚陸艦2隻は再びノヴォロシースクへ入港した
- バルト艦隊の大型揚陸艦2隻は再び黒海へ向かう
- 黒海艦隊の大型揚陸艦はシリアのタルトゥースへ向かう
スポンサーサイト