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ロシア海軍北方艦隊とカスピ小艦隊の揚陸艦艇は黒海沿岸で車両の積み降ろし演習を行なった

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2021年4月20日0時27分配信
【カスピ小艦隊と北方艦隊の揚陸艦艇は黒海沿岸で軍用車両の積載と下船へ取り組んだ】
ロストフ・ナ・ドヌ、4月20日、インタファクス

カスピ小艦隊海軍歩兵北方艦隊の船員と合同で黒海沿岸において揚陸艦艇での軍用車両の積載と下船の演習を実施した。
南方軍管区広報サービスは発表した。

「南方軍管区の射爆場でカスピ小艦隊の海軍歩兵部隊と揚陸艇の乗組員と、北方艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキーの乗組員は、沿岸での軍用車両及び特殊車両の組織的な積載と下船の合同特殊戦術演習へ参加しました」
声明では、こう述べられた。

要員は、積載(下船)場所での組織的通信、海岸への進入、中甲板へ車両を配置する実地行動と、確立された規範による輸送後の沿岸からの引き揚げの順序へ取り組んだことが指摘された。

「更に演習活動の枠組みで、海軍歩兵部隊の将兵と艦の乗組員は、携帯式高射ミサイル複合体イグラ及びストリェラー-3の班が参加する積載(下船)場所での対空防衛任務へ取り組みました」
声明では、こう説明された。

演習には、合計でカスピ小艦隊の500名以上の海軍歩兵と約100両の軍用車両及び特殊車両が参加した。

以前の土曜日、ボスポラスを通行して北方艦隊大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」「コンドポガ」黒海へ入ったと報じられた。
更に土曜日には、もう2隻のロシア海軍大型揚陸艦「カリーニングラード」「コリョリョーフ」黒海へ入った。

加えて土曜日にロシア連邦黒海艦隊は、カスピ小艦隊の15隻の艦艇が演習の為に黒海へ移動したと発表した。

更に、黒海エリア上空での演習に50機以上の航空機が関わる。



プロジェクト775の11番艦BDK-55は、ポーランドグダニスク造船所で1977年8月に起工され、1977年12月3日に進水、1978年7月30日に就役し、北方艦隊へ編入されました。
2001年5月9日に「アレクサンドル・オトラコフスキー」と命名されました。

「アレクサンドル・オトラコフスキー」(031)は、2017年10月から12月まで地中海東部へ派遣され、「シリア・エクスプレス」(黒海沿岸からシリアへの輸送任務)に参加しました。
[シリアへの輸送任務(シリア・エクスプレス)を行なったロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキーは母港セヴェロモルスクへ帰投した]

この数年間は北方艦隊北極遠征部隊「常連」でした。
[ロシア北方艦隊第9次北極遠征(2020年8月-10月)]
[ロシア北方艦隊第8次北極遠征(2019年8月-9月)]
[ロシア北方艦隊第7次北極圏遠征(2018年8月-10月)]
[ロシア北方艦隊の第6次北極海遠征(2017年8月-10月)]

「アレクサンドル・オトラコフスキー」は、同型艦「コンドポガ」と共に2021年3月下旬頃に母港セヴェロモルスクを出航し、4月初頭にシリアタルトゥースへ到着しました。
[ロシア海軍の5隻の大型揚陸艦が地中海東部に居る]

4月17日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦コンドポガとアレクサンドル・オトラコフスキーは黒海へ入った]


一方、カスピ小艦隊の15隻の艦艇(8隻の揚陸艇を含む)は、4月中旬にロシア内陸水路経由でカスピ海から黒海へ移動しました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊の15隻の艦艇は演習参加の為に黒海へ入った]

4月19日、北方艦隊「アレクサンドル・オトラコフスキー」カスピ小艦隊揚陸艇は、黒海沿岸で車両の積み降ろしの演習を行ないました。
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